逆立ち作戦
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「よろしくお願いします!」
「はいよ!」
俺は飯を食べ終えたあと、いつも通り模擬戦を行う。
だが今日の俺は一味違う。策を練ってきたからな。
「おぉぉぉおお!」
俺は木刀を両手でしっかりと握り全力で突進する。
「せいっ!」
「カァン!」
俺は木刀を降りカァシさんの木刀に当てる。
「まだまだだな坊っちゃん」
するとカァシさんはいつものごとし俺の木刀を流そうとする。
しかし、ここからが俺の作戦だ。
「ふん!」
俺は受け流されて転がる勢いを利用して転がる。
「えぁ?」
いつもと違う転がり方にカァシさんは驚く。
そして俺は木刀を放し驚くカァシさんの下で勢いよく逆立ちをする。
「カァン」
「!」
不意の一撃にカァシさんは木刀を放す。
やはり!
今朝気づいたのだがカァシさんはそこまで握力はや腕力は強くないのではないのだろうか、ということだ。
思えば俺は筋肉ができているとはいえ、一人の子供だ。
しかしその子供相手でも木刀が動く、、、、、
そして俺は不意の一撃ならカァシさんを無手にできるのではないかと思ったのだ。
そして案の定カァシさんの木刀は空を舞っている。
「ふん!」
俺は起き上がり、木刀をを取る。
「せいっ!」
俺は木刀をカァシさんの肩に向けてふる。
「パァン!」
「え!」
しかし俺の全力の一撃はカァシさんの一歩手前で止まる。
「まだまだだよ!」
そう、俺の攻撃を白刃取りで止めたのだ。
そしてカァシさんはニヤッと笑い木刀ごと俺を引っ張る。
「うぇっと!」
俺は思いがけない出来事に対応できないままなす統べなく引っ張られる。
そしてそのまま俺は投げ飛ばされお空の旅行をしたのであった。
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