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駆け引き

闇の中を逃げる馬車はガラガラと音を立てながら、荒れた坂道を駆け降りる。過速するのは結講な事だが、それゆえに車輪は(きし)み、ギシギシと嫌な音を立てる。


御者はそれこそ手綱を持って行かれぬように必死に御す。余り抑え過ぎると連度が落ちるので追っ手に追いつかれるし、その逆もまた然りで、馬車の車輪はおろか馬の(ひづめ)が持たない。


そして明りを点ける訳にも如何(いか)ず、暗闇の中で、額に汗を掻きながらの孤独な格闘が続く。彼の手腕に大事な太子様と主人の跡継の命運が賭かっているのだ。


そしてこの道行きはそれだけに止まらず、大切な援軍を得るためのものでもあった。ゆえに必然的に集中を切らす訳にも行かず、彼は懸命に手綱を御す。


さすがは諸葛謹が選び抜いただけあって、彼の腕は確かだった。けれども彼の必死の抵抗もむなしく追っ手の野盗の群れはどんどんと近づいて来る。


彼らは松明を(こうこう)々と光らせているので、その距離が詰まっているのは明白(めいはく)だった。まさに光と闇の追いかけっこである。


孫登と諸葛恪も手に汗を握る。孫登は「もっと飛ばせ!」と言いたいのを必死に(こら)える。


なぜなら()の御者はこれ以上は無い程、懸命に手綱を追っていたからだった。二人は運を天に任せて、祈り続ける。


しかしながら現実は非情で、遂には矢の雨が降り注ぎ始めた。騎馬武者は背に盾を(かつ)いでいるので背は守られるが、馬を射られた日には(しま)いである。


標的宜しく馬車の背後や天井には擦り抜けて来た矢が一本、二本と次々に突き刺さる。二人はドキドキしながら、互いに抱き合い励まし合う。


料理人は果敢にも矢を放つが、生憎(あいにく)と暴れ狂う馬車の上では照準が付け難く、せっかく射た矢も空を切る。まさに絶体絶命の瞬間だった。




突如として彼らの行く手の闇の中から、巨大な松明の炎が広がり始め、やがてそこから無数の火矢が放たれる。


火矢の群れは闇夜の空に舞い上がり、辺りを一瞬のうちに明るく照らし出す。そして馬車の一行を軽く越えてそのまま飛んで行き、野盗の群れに突き刺さる。


火矢は面白いように一人、また一人と野盗を捉えて、その度に馬からは次々と人が落ち、後方の闇に消えて行く。


不利を悟った山賊は、首領の号令一下で向きを変え、当然の如くに逃げ出し始めた。


松明に映し出されたその先には、軍服に身を包んだ男達が、二矢目の準備をして待っている。それは呉の軍装であった。


御者はそれを認めるや、その直前で馬車を停めた。騎馬武者もその一軍の者共も大きな喚声を上げて喜ぶ。


「味方だっ♪やった、やったぞ!」


二人も抱き合いながら喜び合う。そして落ち着くと、孫登は「降りよう♪」と言って、諸葛恪の手を取ると、馬車から降り立つ。


するとそれを認めたかのように、一軍の中央からひとりの男が進み出た。


「伯言♪伯言か…」


太子はそう言って歩を進めると、陸遜の両手を強く握り締めた。これには陸遜も驚きを隠さず、「太子様!なぜここに…」と自然と口から疑問の言葉が溢れ出す。


孫登はそんな事はお構いなしに、「有り難う、有り難う♪」と言って、彼の両腕をこれでもかと振り回し、感謝を捧げた。




やがて双方ともに落ち着くと、当然の成り行きとして、互い違いに「なぜここに…」と疑問をぶつけ合う。


まずはここで会ったが百年目と、太子・孫登が口を開いた。


「伯言!ちょうど良かったぞ♪実は我らは江夏まで援軍要請に向かうところだったのだ!」


そう言って、太子は状況を事細かに説明した。


『そんな事が起こっていたとは…』


陸遜は驚きを隠さない。待てど暮せど、我が君・孫権からの返答が無い筈である。


彼は一瞬のうちに、勇み足だったと悟るに至った。けれども、もう作戦は開始されたのだ。失は放たれた。時既に遅しと謂える。


陸遜の感触が余りにも悪く、そして呆けているのを見て、孫登は嫌な予感に苛まれた。


そこで自然の成り行きのままに、彼は問うた。


「どうした?何だ、言ってくれ!そして君らの軍はなぜここいらに居たのだ?」


これには諸葛恪ですら戸惑うばかりである。確かに彼らがここに居たお陰で、一行は命を拾ったも同然だが、それと同時に何故(なぜ)彼らがここに居る事が出来たのかは疑問だった。


不明な点が多過ぎるのだ。太子もそれを心配している。すると陸遜は観念したようにこう告げた。


「太子様...太子様は我ら江夏三軍が、総意の許に立案した計画をご存知でしょうか?」


そう言われて孫登にも思い当たる節があり、ギクリとして驚きの(まなこ)を向ける。


「おぃおぃ…待ってくれ!止めてくれよ♪まさか君たちは、我が君の裁決を待たずに単独で荊州に侵攻する気なのか?」


この言葉は諸葛恪にもすぐに波及し、その驚きは連鎖した。陸遜は既に覚悟を決めた行動だから、もはや迷いは無くコクリと頷くと答えた。


「えぇ…その通りです。そして作戦は既に始まっており、甘寧殿は江陸を、呂蒙様は長駆、長沙を経由して、湖から武陵の攻略に入ります。かくいう私はこれから南郡を襲う予定です!」


陸遜は包み隠さず、正直に答えた。太子が愕然としたのは言うまでも無い。


知った以上は止めねば成るまい。なぜなら"戦場では君命を受けざるところ在り"とは申せ、この場合、それは拡大解釈に過ぎない。


仮に敵に攻め込まれて、危急存亡の時であれば、まだ話しは判るが、こちらから一方的に攻め込もうというのだから、それは兵符(へいふ)無き動員に当たり、下手をすれば反乱と疑われても仕方無いのだ。


そして三軍が出払った今、江夏は空っぽに違いなく、空き巣宜しく奪われかねない。さらには彼らがここに来た目的も果たせなくなる。


それは同時に、山越(さんえつ)討伐に赴いた闞沢(かんたく)には、援軍無き孤立無縁の戦いを強いる事になるのだ。ここは上手く事を収めないと大変な事に成りかねない。


孫登はそう想い、手に汗を握った。それに仮に彼らが勝利し、荊州をその手に納めれば、まだ情状酌量の余地はあるが、下手に破れ撤退する事態になれば最悪である。


父・孫権の性格上、首謀者は首を切られてしまうだろう。そう考えれば、被害が拡大する前に侵攻を止めて、被害を最小限に止めねばなるまいし、山越討伐にたとえ一軍でも向かわせる事で賞罰を相殺せねばなるまい。


まぁそれも討伐に成功した場合のみだが、まだやる価値はあった。(とど)のつまりは今、この時の太子・孫登の決断に賭かっているのだ。彼はすぐに陸遜に告げた。


「それは駄目だ!けして許さぬ。もし仮にこの私の言葉を振り切っていくなら、お前は奸賊と成るぞ!それでも行く気ならば、この私を斬ってからこの屍を越えて行くが良い。私の目の黒いうちは、お前を奸賊にはけっしてせぬ!だからここは絶対に通さぬ!」


孫登は(まぶた)に涙を溜めながら、必死の形相で両手を広げ、行く手を阻んだ。


これでほぼこの場の大勢は決した。


太子の声音には張りがあり、よく通る。そしてその覚悟を決めた物言いには、当の陸遜はおろか、彼の兵達まで心を打たれてしまった。


こうなるとその士気はガタ落ちである。それが証拠に皆、剣を放り出して、戦意の無い事を太子に示したのだ。


陸遜自身も兵あっての軍だから、最早どうする事も出来ない。しかも太子の言わんとしている事は、誰が聞いても称讃されるべきもの。


そして将来、主人となるべき資質を十分に発揮して、皆の前で身体を張って諭す姿勢は感銘を受けずには居られないものだった。


ここで真っ先に陸遜が脱落する。長く労苦を共にして来た呂蒙を裏切ったのである。


彼はどちらかと言えば、荊州侵攻の急先峰だった。その彼が折れて、どちらかというと慎重派であった呂蒙と甘寧が残ったのである。


かなり皮肉な結末であった。


「判りました…私は下りましょう。けれども後の二軍はどうします?そして戦争は相手あってするもの。荊州も攻撃を受ければ引き下がらぬ事でしょう。その事はどうされるおつもりですか?」


陸遜の言葉は現実の厳しさを表している。勿論、彼は主戦派だから、本来そんな事は口が裂けても言える立場には無い。


しかしながら、身体を張って止める以上、何らかの清算が無ければならない。その姿勢は称賛されるべきものだが、事、ここに至っては、陸遜を止めるだけでは済まないのだ。


二軍を止め、荊州相手に交渉をぶち、事を丸く収める手腕が問われるのである。


孫登は少々頭を捻っていたが、おもむろに口を開き告げた。


「良し!まずは伯言が折れてくれたのは一歩前進だな♪そこでだが、ここから直ぐに引き返せば江陵はそう遠くあるまい。伯言!君は興覇を説得し、直ぐに江夏に引かせるように♪それが成功すれば後は子明だけだ。そしてここまでで、二軍を引かせる事が出来、江夏も安泰となる。最後の問題はこの私に任せて貰おう。私が湖に出向き、子明を説得する。もし間に合わなければ、呉蜀は交戦状態に突入しよう!夜が明ける前の奇襲をまずは回避させる事だ。君の方はまず間に合うだろうが、こちらは少し厳しいかも知れん。でも何とかするさ!念のため言っておく。君を子明の許にやらないのは、友情に流されないためだ。信用していない訳では無い。それに理由はもうひとつある。君には興覇を江夏に戻らせたら、その足で山越討伐に行って貰う。人使いが甚だしいのは百も承知の上だ。お前はこの私に覚悟を問うたな?これが私の答えだ。この私に今度はお前の気概を見せてみよ!必ず成功させるのだ。良いな?判ったらこの兵符(へいふ)を受けよ♪」


孫登はそう言って山越討伐の兵符を差し出す。陸遜はその場に(ひざまづ)き、両手を差し出すと「お受けします!」と言った。


ところがこの雰囲気に水を差す者が居る。諸葛恪だった。


「太子様!私は反対です。太子様が前線に出るなどもってのほかです。命に別状があったらどうします?」


彼は必死の形相である。


陸遜も想うところがあるらしい。同意するようにコクリと頷く。


すると孫登はこう述べた。


「言いたい事は判る。だがこれぞ正に危急存亡の時だ。話し合いが必要になれば、決断出来る一国の代表として、私が間に入らねばなるまいよ!それに傾国(けいこく)の危機に、太子が身を隠してどうする?兵は常に前線で命を張ってくれているのだ。こういう時に私が命を張らないでどうするのだ?私を庇うのは臣下としては正しい選択だろう。だから怒らぬ!だが私はここで物の役に立てなければ、おそらく禍根を残す。ここで逃げて、将来君主となっても、また逃げ腰と成ろう。そういう悪い癖は付けたくない。必ず使命は果たす!言い出しっぺだからね♪」


孫登はニコやかに笑う。そして孫登の覚悟に諸葛恪も折れた。


「判りました…お供します!」


自然とそう口にしていた。


「そう言ってくれると信じていたよ!宜しくな♪」


孫登は目配せする。そして一旦、居住いを正すと陸遜に命じた。


「伯言!悪いが君の軍から早足の騎馬を百騎貰うぞ♪先程のような事もある。そして道案内もして貰わないとね?」


「承知しました!喜んで♪」


こうして新たな計画は発動した。


陸遜は、言われた通り百騎を残すと足早に去る。それを見送るや、太子は次の始末に掛かった。


「足の遅い馬車は置いて行く!そもそも御者も料理人も、本来は非戦闘員だ。君たちは馬車と共に建業に立ち戻り、この事を諸葛謹に知らせよ♪後は彼が案定(あんじょう)やる事だろう!それにしても君の腕は大したもんだった♪君のお陰で命を拾った!有り難う♪」


孫登は御者の腕に感心し、感謝を示した。そして料理人にも礼を述べる事を忘れなかった。


二人は太子に褒められて、喜び勇んで去って行った。


「じゃあ、我々も出発だ♪案内を頼む!」


孫登の号令の許、呉の騎馬隊は走り出した。一路、呂蒙の後を追うようにその矛先を長沙に向けたのである。


思いがけない出来事に、諸葛恪も気を引き締め直す。この闇夜の中で、この太子様こそ明るい希望なのだと彼は想っていた。


そして身命(しんめい)を賭して守ろうと心に誓った。




その頃、呂蒙軍は遂に長沙郡と武陵郡に(また)がる湖に到着していた。そしてその長沙領側から湖を臨んでいる。


『いよいよだ…』


彼はそう想い、気を引き締める。この日が来るのをどれだけ待ち侘びた事かと、呂蒙はひとり感慨に(ふけ)る。


彼の水軍の士気は高く、練兵に練兵を重ねて来た成果か意気上がり、号令一下でいつでも侵攻出来る覚悟が見て取れた。


『本当に頼り甲斐のある奴らだ…』


呂蒙はそんな信頼の置ける仲間と、長年の夢が叶えられる事が嬉しく、彼らの事を誇りに感じていた。


だから同じ夢を見て来た連中と、目的を果たせるこの機会をけして逃しはしまいと、堅く心に誓っていた。


けれどもまだその目的を果たした訳では無く、ようやくその端初(スタートライン)に立っただけだからと、呂蒙は気を引き締め直す。


湖は一面に(もや)が掛かり、一寸先も見えない。闇の目隠しも手伝って、彼らは無事に全船を静々と湖水に浮かべて時を待つ。


気持ちは早るが、三軍同時攻勢の約束もあるので、下手に抜け駆けする事も出来ずに呂蒙は一旦、兵に落ち着くように促した。


「まだ時はある。さすがに火は起こせぬが、各自持たせた軽食で腹を充しておけ♪なぁに心配するな!(いず)れ時は来る♪その時はたっぷりと働いて貰うから覚悟しておけ!」


彼はニコやかにそう言って、士気の低下を防ぐと共に兵の軽挙妄動を抑えた。


遥か彼方には、まだ見ぬ彼らの目的地があるのだ。呂蒙は靄の掛かる湖水のその先を睨み、その闘志に火を付けた。


そしてその念願が叶う様に、強く心に念じていたのである。




その呂蒙に必死で追いすがる太子・孫登の一団も長沙郡に入り、徐々に南下するに連れて、あの高く(そび)え立つ城壁に気づく。


それにいの一番に気づいたのは諸葛恪であった。彼は叫ぶ。


「太子様、見て下さい!さっきからずっと高い壁が続いています…アレはいつからある物なのでしょう?私はこれと同じようなものを見た事はありませんが、噂に聞く万里の長城や函谷関を頭に浮かべました。でもこの辺りでは見聞きしていない筈です!誰がいったいあんなものを…」


彼はそこまで呟くと絶句してしまった。なぜならその壁は行けども行けども、途切れる事無く続いていたからである。


そして太子の孫登も呆ける様にじっと壁を見つめざる逐えずに、目を離す事が出来なかった。そしてふと感じたのである。


彼ら江東の者達は普段、荊州から遠く離れて暮らしているから、そういった感覚に陥る事はあり得ない。


けれども、国境を接する江夏に駐屯する者達にとっては、あの高く(そび)え立つ壁がとてつも無く脅威に感じられたとしても不思議は無いと想ったのだ。


そう考えた時に、呂蒙たちが本国の決断を待ち切れずに、独断専行した胸の内も判らないでは無かったのである。


『確かにこれほど凄いと息が詰まるな…』


孫登は個人的にはそう想った。しかしながら、だからと言ってそれが独断専行を貢定する理由には成らないのである。


否…むしろそんな事を貢定してはいけないのだと彼は想った。なぜなら、それは最早、秩序の崩壊を意味するものだからである。


それゆえに、呂蒙の侵攻は必ず阻止せねば成らないと、孫登は改めて心に誓っていた。それにしてもこの壁は凄い。まだ続いている。


そして進攻方向を見据えても、途切れる事が無い。その時、彼はふと気づいた。


『そうか!湖だ♪郡を跨ぐ()の地には、壁を立てようが無い。呂蒙の狙いはそこだ!』


彼は想わずそう叫んでいた。


諸葛恪は太子の思考について行けず戸惑っている。けれども呂蒙将軍の意図はそれで理解した。


「あっ!成る程…確かに♪でもそうなると我々は騎馬です!おそらく将軍は水軍で攻め込むつもりでしょう♪いったいどう接触するおつもりですか?」


「うん?そうだな…そこまでは考えてなかった!」


孫登はそうあっさりと答えた。


何しろ元々この追走でさえ、そもそも計画的な行動では無い。時間との戦いの中でそこまで考えていなかったというのが正直なところである。今さら船の調達など出来よう筈も無かった。


諸葛恪は口をアングリと開けて呆きれたが、確かにそんな暇は無かったし、咄嗟の行先変更である。彼らの当初の目的は江夏に援軍要請に向かう事であり、呂蒙の計画阻止など全く念頭には無かったのだ。


そして諸葛恪でさえ、言葉には出したもののその答えは持ち合わせていなかったから、孫登を批難出来ようはずも無い。


彼はおし黙る。すると孫登は笑った。


「元々、出たとこ勝負なんだ!それにだ♪我々は現地の様子も全く判らんのだ。重要なのはそんな細かい事じゃ無く、我々の意志だ。呂蒙を止めたいと願う心だ!そしてその時に我々がそこに居て見極め、行動出来る可能性だ♪我々はその可能性を生み出すために今必死に(あが)いている。元遜君♪君はその賢い頭で考え過ぎる!たまにはその心で感じたらどうだ?その方が人間らしいぜ♪」


太子はそう言って目配せする。


何て大きな人だろうと諸葛恪は想った。そして改めてそんな太子様の力に成りたいと強く感じていた。


「判りました!私も現地の様子を見極め、微力を尽しましょう♪」


そう答えた。


孫登はフフンと微笑み、優しい表情をした。


「あぁ!頼む♪元遜君!それでこそ君だ♪皆で力を合わせるぞ!いいね?」


孫登がそう言うと、「お~!!」と喚声が上がる。一団はその勢いのまま先を急いだ。

【次回】壮観だね!

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