各々の一日
「(๑´❛ ᗜ ❛)੭ ੈ今日は有り難う御座いました♪」
「✧(❛ ᗜ ❛´๑)なぁに…気にするな!これも人助けだからな♪頼りにされてむしろ喜んで居るよ!」
「(๑´❛ ᗜ ❛)⁾⁾ お陰で馬超殿は命を拾いました!貴方は彼の命の恩人でしょう♪そして我々の大切な仲間が救われたのです。我々にとっても貴方は救いの主と成りました♪」
「ꉂꉂ(❛ ᗜ ❛´๑)何だ♪嫌に大袈裟だな!目の前に救える命が在れば、頭で考えるよりも先に身体が動く。そういうものだろう?これは先日、貴方自身が口にした事でもある…」
「…俺はな、あんたに貸しを作りたくてやったんじゃ無いよ♪俺もそういう男なのだ♪じゃなきゃわざわざ恒久平和の為に尽力せんよ!」
「(๑•̀ - •́)و✧ 確かにそうですね♪僕はその話を聞いて感銘を受けました。戦や争い事など無い世の中の方がどんなに良いか判りません!前言を撤回しましょう♪貴方の真心に感謝致します♡」
「⁽⁽(❛ ᗜ ❛´๑)あぁ…いいって事よ♪こんなに気持ちの良い事もなかなか無いからな!それに困った時はお互い様ってもんだ♪あんた喬児にそう言ってくれたんだろう?聞いたよ♪あいつもしっかり者とはいえ、女だからな…」
「…時には不安に感じる事もある。あんたのその真心に触れて、彼女もかなり心強かった事だろうよ♪俺は人の気持ちに寄り添える奴には一目置いている。あんたはまだ若いがその資質を充分にお持ちだ…」
「…これは貴方の国の将来にとても大きな宝と為るだろう♪人は古き世から様々な利便性を求めてその知恵を尽くし、様々な物造りに励んで来たが、幾ら便利な世の中に為っても、結局それを扱うのは人なのだ…」
「…人として一時の欲に抗い、間違った考え方を正し、弱者に寄り添い、人としての道を曲げぬ気概が大事なのだ。あんたは今それを地で行っている。今後もそれを大切にする事だな♪」
秦縁は感じたままを素直に表すとニコっと笑った。
「(˶ • ֊ •˶)有り難う♪肝に銘じますよ♡貴方と話していると、僕も何かやれる気がして来ます!簡単な道では在りませんが、鋭意努力しようと想っています♪」
北斗ちゃんもそう答えた。またひとつ彼、秦縁と判り合えた気がしていた。
「✧(❛ ᗜ ❛´๑)その意気だ♪頑張りたまえ!ハハッ…ちと偉そうな物言いに為った。許されよ♪それはそうと検査薬が足りないのではこの先、また苦労しよう…」
「…趙蓮に在るだけの検査薬を届けさせてあるから、皆の検査を進めるのだな!型さえ判れば、この先、輸血にも困るまい♪俺達もずっとここに居れる身ではないのでな!ではこれで、また逢おう♪」
「(๐•̆ ᗜ •̆๐)重ね重ねの御配慮、痛み入ります!その価値に見合うかは判りませんが、今年屯田で収穫した新米を少しばかり用意致しました!余り多いとまた貴方に真心を説かれそうだ…」
「…これは対価では無く、あくまで僕らの心意気とお受け取り下さい♪また改めて費用は請求して頂いても宜しいのですから!」
「⁽⁽(❛ ᗜ ❛´๑)あぁ…そうだな!では有り難くお受け致そう♪こちらも移動して来たばかりだ♪米は助かる!それに気に入ったら余剰分は買い取っても良い…」
「…荊州ブランドの米が出来れば商品としての利用価値も高まるだろう♪将来的には金に為るかも知れんぞ!平和とはそれだけであらゆる可能性が高まるもんだ!悪く無かろう♪」
秦縁は自然と商人の顔が首をもたげた事に気がついて、想わず苦笑いする。北斗ちゃんもそれに気づいてほくそ笑んだ。
「⁽⁽ღ(・ᗜ・*)じゃあな…」
秦縁は話が終わると趙蓮と共に帰っていった。北斗ちゃんもわざわざ来てくれた商団の者達にペコリと挨拶すると手を振ってこれを見送ったのである。
「( ⊹ ^◡^*)清々しい方でしたね…」
「(๐•̆ ᗜ •̆ ๐)だろう?費禕もそう想うか♡」
「( ⊹ ^◡^*)えぇ…私に限らず誰もがそう想うのではないでしょうか?」
「(๐•̆ ᗜ •̆ ๐)だな♪僕もあぁいう男に為りたいものだ…」
「( ⊹ ^◡^*)何を仰有る♪北斗ちゃんも負けては居ません♡それは彼が先程、言ってたでは在りませんか?」
「(๐•̆ࡇ •̆ ٥๐)それなら良いのだけど…」
「( ⊹ ^◡^*)だから皆、貴方に惹かれるのです♪皆が貴方に着いて行くのは貴方の人間性に惹かれるからですよ!もっと自信を持って下さい♡」
「(*`⌓´*)そうです♪文偉殿の言う通り!」
「✧(ㆁωㆁ*)ホホホ…斗星よ♪今日は御苦労だったのぅ!腕は鈍って無かったようだの!安心したぞ♪」
「Σ(,,ºΔº,,*)先生…先生も今日は有り難う御座いました♪孟起殿が助かったのも先生のお陰です♡」
「(* ㆁ ωㆁ)੭ ੈなぁに…それは儂の務めじゃからな♪誰で在ろうとも人ひとりの命を救えるのは毎度、嬉しい事じゃて♪さて儂は少し疲れたからこれで引き揚げるとするか!後は宜しく頼む♪」
「|ू•ω•)"⊹^◡^٥)"はい!お任せ下さい♪」
「(´⸝⸝• •⸝⸝)⁾⁾ 本当に有り難う御座いました♡」
「(* ㆁ ωㆁ)੭ ੈあぁ…良い良い!ではな♪」
華佗はゆるりと引き揚げて行った。
「(๐•̆ ᗜ •̆ ๐)皆も今日は御苦労でした♪有り難うね♪弎坐も費禕も疲れてるだろうが、孟起殿が安定するまではもう少し頼む!交代で無理はするな♡」
「|ू•ω•)"⊹^◡^٥)"はい!大丈夫です♪」
「( ٥´꒳`*)✧ 私も手伝いますぞ!」
「(。•ω<。)管邈さんは無理は禁物ですよ♪あれだけ血を抜いたんです!あちきと費禕で何とかしますよ♪安静にしてて下さい♡」
「( ⊹ ^◡^*)そうですよ♪」
「(๐•̆ ᗜ •̆ ๐)二人もそう言ってる♪管邈はゆっくり休め!明日は一旦、診断の予定は延期とするからな。まさかこんな大施術に為るとは予想外であった。孟起殿の術後の安定を待って開始する事にする!観る方も万全の態勢が必要だからね♪」
「(*`ᗜ´)੭ ੈ為らばあっしが伊籍殿にそう申し入れをしておきましょう!」
「(˶• ֊ • ˶)頼めるかい?田穂!それは有り難い♪」
「(*`⌓´*)なぁに…あっしは今や貴方の付き人ですぞ♪そのくらいはやって当然です♪」ではさっそく…」
田穂はその足で飛んで行く。彼もいよいよ付き人に為り張り切っている様だ。
「ღ(-ω-*)田穂殿も変わられましたね♡観ていてとってもいい感じ♪刺が無くなった気がしますな…」
「(๐•̆ ᗜ •̆๐)だよね♪僕はとても嬉しいんだ!田穂も前向きに先の事を考え始めたって事だろうな♡」
「( ⊹ ^◡^*)ですね♡私も安心しました♪」
「(๑´❛ ᗜ ❛)੭ ੈではひとまず解散とする!僕も少し仮眠を取らせて貰おう…ここんとこ走り廻っていたからね…少し疲れた☆ミ」
「ღ(-ω-*)それがいいよ♪北斗ちゃんも頑張り過ぎは禁物だよ♪」
「(๐•̆ ᗜ •̆ ๐)ハハ…医者の不養生てあれね♪弎坐もここんとこ根を詰めてるんだ!君も無理はせぬ様にね♪」
「ღ(-ω-*)覚えておられたか…勿論です♪」
「( ⊹ ^◡^*)弎坐殿!私が朝までは孟起殿に着いてますから貴方も少し仮眠を取って下さい♪明日の朝交代してくれれば良いのですから!」
「ღ(-ω-*)うん♡判った!管邈さんは明日の午後から頼むね♪」
「( ٥´꒳`*)✧ 心得ました♪」
「(๐•̆ ᗜ •̆๐)では解散!今日は皆、有り難う♪」
こうして皆、引き揚げて行った。
健康診断は馬超の回復待ちと為った。診断を受ける者も万全を期す必要があるが、観る方も万全の態勢をはかる必要があったので、この判断は妥当と言えるだろう。
北斗ちゃんは丞相府に戻ると奥の廊下を通り抜けて、自室に引き揚げた。そのまま寝台に身を投げ出すと、疲れからかそのままスヤスヤと寝息を立てる。
午後、突然呼び出されてから、辛くも陽が落ちようとしていたのだからその施術が簡単で無かった事は明らかである。彼には珍しく、夜の食事は頭に無かった。何よりも今は睡眠が優先されたので在った。
「どうかね?✧(o'д'٥o)だいぶん検分は進んでいるようだが…」
「あぁ…⁽⁽(゜Д゜*)お陰様で順調だよ♪武陵は粗方済んで、今は零陵の途中まで進んでいる。関羽総督から零陵太守の費詩殿には通達が行っていたから、事は早かった…」
「…とても協力的だよ♪初日は費詩殿自ら立ち会ってくれたほどだ!二日目からは呉班殿と馮習殿が交代で案内してくれている…」
「…地元からは連日、強力の為に人は出してくれるし、差し入れも届く有り様だ♪零陵は桂陽と隣接しているとはいえ、どちらかというと、南に位置しています。交州とは目と鼻の先…」
「…南部の独立気質が色濃く残っているようですが、そこは費詩殿の治世が行き届いているせいか、皆、我らの突然の来訪にも温かい。ここに来て零陵の重要性が増した事にも影響が在るやも知れませぬ!」
「ꉂꉂ(o'д'*o)ハッハッハ…そうか!それは重畳♪何を隠そう、この私も零陵出身なのでな!地元の温かみは知っておる。皆にはここに来る前に噂を撒いてあるから協力もしよう♪」
「あぁ…"(゜Д゜*)左様でしたか…だから皆、貴方の事を口々に称賛するのですな♪所縁が在るのだとは何となく感じてはいましたが、故郷だとは想いませんでした!」
「✧(o'д'٥o)まぁ…一旦は曹操陣営に与した男だからな!余り外聞は善くは無いのだ。出身だとは憚られて口に出せないのだろうよ♪」
「(゜Д゜*)…そうでしたか!でも良かったでは在りませんか♪今回のお務めが終われば貴方も晴れて故郷に錦を飾れます。その貢献度は図り知れません!愉しみですな?」
「ꉂꉂ(o'д'*o)ハッハッハ!否、私はそんな事は気にしてません♪若君の痛快な計画に傾倒しただけです!あの方の公共の福祉が地元の為にも成るのですから、遣り甲斐を感じているだけです♪」
「"(゜Д゜*)貴方も若君と同様に欲の無い事だ!そして民想いなのですな♪」
「✧(o'д'*o)何を仰有る♪貴方こそ民想いでは在りませんか!洪水を抑え込むのが永年の夢だったのですからな♪張嶷殿も貴方のその精神に共鳴しているひとりなのでしょう?私はそう聞いていますがね!」
「ハハ…⁽⁽(゜Д゜*)これは一本取られましたな!貴方の早耳には適わないな♪そう…応援して下さっていますよ♡」
鞏志は張嶷に見送られた時の事を思い出す。
『ꉂꉂღ(´▽`*)…貴方のやりたかった事がこれから叶うのです!この荊州のためにも必ず成功させて下さい。貴方の成功を心より祈っておりますよ♡』
『⁽⁽(゜Д゜*)そうだ!これは私の悲願だからな…必ず成功させなければ為らぬ!』
『✧(´▽`*)…為せば成るですかな♪』
張嶷は最後にそうエールをくれた。彼も頑張っているのだ。今回、趙雲将軍が自分の後を引き継いでくれたものの、まだまだしばらくは時間が掛かるだろう。彼の重要性が減じた訳では無かった。
『✧(゜Д゜*)私も頑張らなければな♪』
鞏志は改めてそう誓うのだった。
「✧(゜Д゜*)ところで…零陵の検分が終わればいよいよ貴方の出番ですな♪外交手腕を発揮される時だ!期待しておりますよ♪」
鞏志は言葉通り、期待している。彼なら出来ると想っていたからである。ところが劉巴はそんな鞏志を横目で眺めながらほくそ笑んでいる。
「"(゜Д゜*)おや?何か可笑しな事でも言いましたかな?」
「✧(o'д'*o)否、どうもそこまで期待されると言い出し辛いものが在りますが、私は交州には行きませんよ…たぶんね♪」
「Σ(゜Д゜*)何ですと!いったいどういう事です?今さら臆されたか!」
「(o'д'*o)いいえ!全く♪」
「✧(゜Д゜*)では何です?どういう事なのですか?」
「ꉂꉂ(o'д'*o)ハッハッハ…実は種を明かすとですな!既に若君の名代で許靖殿が交州には入っています♪今頃、士燮殿と喧々諤々と交渉している筈です♪」
「Σღ(゜Д゜ღ٥)何と!許靖殿が?でも貴方はそれで良いのですか?せっかく名を売るチャンスなのですぞ?」
「(o'д'*o)えぇ…構いませんとも!全く♪許靖殿は私の尊父であり、名士でも在ります!生憎と成都では評価されておりませんが、それは何もあの方に限った事では無いのです…」
「…評価基準は、とかく上に立つ者の器量に左右されるものですからね!かくいう私も丞相に見出され、若君という仁徳ある御方が居なければ、今ここに居ません!…」
「…彼はあの華歆殿や王朗殿とも交流を持ち、士燮殿とも長年の友人です!交渉力にかけては、私などとても彼には適いませぬ…」
「…安心して待っていなさい♪必ず吉報をもたらしてくれる事でしょう♡」
「成る程……⁽⁽(゜Д゜*)確かにあなたの言われる事にも一理あります♪私もその口でしたからな!でも貴方、確か若君を説き、交渉の全権を一任されましたよね?大丈夫なのですか??」
「あぁ…ꉂꉂ(o'д'*o)詐術にかけたのでは無いかとご心配なのですね!否、全権一任によりどう料理するかは私の手に委ねられた事です!…」
「…その私が許靖殿に全権を移譲する判断をしたのですから、若君は決して怒りますまい♪それに若には既に許靖殿と協力して進めると伝えてあります♪だから心配には及びませんよ!」
「⁽⁽(゜Д゜*)判りました♪そう言う事なら私も大船に乗ったつもりでお待ちしますよ!」
「✧(o'д'*o)彼とは伝書鳩にて逐次、連絡を密にしておりますから、大丈夫です♪交州とは中央から見れば、未開の地の印象がありますが…」
「…様々な国との交易により、街には異人が溢れていて、中華のどの地域よりも国際的な市場です!なかなかに侮れぬ地であり、勢力と言えるでしょう♪」
「Σ(゜Д゜*)ほぅ…それなら私も早く行ってみたいものですな♪」
「⁽⁽(o'д'*o)百聞は一見に如かず♪お勧め致しますよ♪」
「⁽⁽(゜Д゜*)今日は御足労頂き、有り難う御座いました♪」
「否、否、ꉂꉂ(o'д'*o)これしきの事、許靖殿の御苦労の比ではありません♪ではその旨、若君にお伝え致します!若もお喜びになる事でしょう♪」
劉巴は鞏志の苦労を労うとようやく重い腰を上げた。鞏志は臥した人材が、またひとり輝ける機会を得た事に満足していた。
『✧(´▽`*)為せば成るですかな…』
いみじくも張嶷が別れ際に告げたその言葉が彼の心に深く刺さっており、鮮明に想い出されたのだった。