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息子君の日常  作者: 沙綾
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息子君とおもちゃ

 うちの蘭丸(仮称)はおもちゃ箱をひっくり返すのが好きだ。

 そしてひっくり返すだけひっくり返して片付けはしない。なので、部屋は散らかり放題だ。

 出来るだけ幼児でも片付けやすいように、と大きな箱や籠、編みバックのようなものにおもちゃを入れておくんだが、まぁ片付けない。

 むしろしまってあるのを見つけたら積極的にひっくり返しに行くまである。


 最近のお気に入りは積み木だ。組み合わせると綺麗に箱に収まるという優れものなのだが、蘭丸には関係ない。

 盛大にひっくり返して、自分の周りに積み木を並べてご満悦だ。たまに積み上げたりなんかもしている。意外と上手で、細長い積み木を5〜6個積み上げたりする。


 お前天才か⁉︎


 褒めるとニヤッと笑ってドヤ顔するのもまた可愛い。そしてさらに積み上げようとする。


 ん? これはつかえるのでは?


 試しに、偶然おもちゃを籠に入れた時に異常に褒めまくってみた。ニヤッと笑ってまた別のおもちゃを籠に入れる蘭丸。

 おぉ⁉︎ これはお片付けフラグきたか! よし、めちゃくちゃ褒めまくってお片付けのできる子に……!



 ……そう思っていた時期もありました……。



 籠や箱にしまう事を覚えた蘭丸は、仕舞う、ひっくり返す、仕舞う、ひっくり返すのエンドレスループに突入してしまい、やっぱり片付かない。


 最後は強制終了でいつも一緒に片付ける羽目に。長い目で見るしかないのだな。

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