これからの為に
フィーネについて行くこと三十分後。
フェリアの前にいた。
「どうしてここに。」
「だって、これから錬と冒険と商売するのよ、挨拶をしとかないとね。」
「なるほどな。」
錬が頷くとフィーネがフェリアの扉を開けようとする。
すると、錬がフィーネがドアノブを掴んでいる方の手首を掴む。
なぜなら、ヒロヤとカナエは小瓶の中にいるのだ。
見つかってしまえばここまで考えた作戦がパーになってしまう。
「え、何。」
「いや、ちょっとね。」
「何よ。」
「声を変えろと言いたくて。あと、中にいるか確かめてくるよ。」
「それもそうね。」
フィーネは錬の言葉に賛成し玄関に座り込む。
そして、何かを詠唱をしだした。
錬はガルディナに目配せをしてフェリアに入った。
「マジュロウさん。」
「おお、錬帰ったのか。ユキは届いたぞ。ヒロヤたちはどこじゃ。」
「ヒロヤさんたちはこの中です。」
錬はマジュロウに小瓶を見せる。
「どうやって。あやつらはかなりの魔導士と戦士じゃぞ。」
「まぁ、色々あったんです。」
錬は少し焦り気味で答える。
そして、奥に行くとユキと会った。
「ユキ、今から身を隠しておいてくれ。見つかると困るからな。」
「うん、分かったよ。」
ユキは何も聞かずに素直に身を隠してくれた。
そして、錬は小瓶を地面に叩きつける。
少し黒霧が出たが問題ないだろう。
「穿て、炎症射」
ヒロヤが詠唱を終え魔法をうってきた。
錬はすぐに右手に力を集中させ無詠唱魔法を放つ。
「水大盾」
錬の魔法はギリギリでヒロヤの身を包み相殺させた。
「どうなってる。」
ヒロヤが驚いた表情をする。
「落ち着いてください。ユキは無事です。さらに、ここはフェリアです。」
錬がその後も色々説明し納得させた。
錬が考えていた作戦の序盤しか伝えていなかったため焦りが続いてらしく、錬は何度も頭を下げた。




