リアの現状
先ほどヒロヤから給料をいただき一度お開きになった。
九十万リオあるので少しは昼の方へ持っていけるだろう。
もっと儲けないと二人目のバイトを雇えないので大変だ。
それに未だに名前を教えてもらえていないので教えてもらわないといけない。
話しかけるのだが必要最低限しか話してくれない。
だが話して返って来るだけました。
表情だけで表して来る時があるのでしんどい。
あえて話していないようにも最近は思えてきた。
多分だが錬の事をからかっているのだろう。
真剣に聞けば教えてもらえるのだろうが言うタイミングをいつも失ってしまう。
今日にはそろそろ聞こう。
名前を知らないと流石に不便だ。
名前を呼ばずに「なぁ、」となのですましてしまうので申し訳ない。
そんなこと思いながら歩いていると宿にたどり着いた。
数日ぶりに昼間に帰ってきたのだが特にすることもない。
今からメリアと遊びに行くと遅れてしまうので無理だ。
ガルディナはティオを連れてモンスター狩りをしているだろうしいないだろう。
そう言えばティオは育ってきているのか知りたい。
夜にガルディナにでも聞いてみよう。
メリアたちの部屋を訪れるとすぐにドアが開く。
「どうしたの、錬兄ちゃん。今日は早いね。」
「一回帰ってきてよくなったからさ。昼ごはん食べた。」
「まだだよ。今から行くところだったの。ガルディナさんとこの時刻に約束してたから。」
メリアは上着を羽織り部屋から出てくる。
チラリと中が見えたのだが掃除をしないといけなそうだ。
リアの事もあるので中に宿の人を入れていないので汚いことは当たり前なのだが少し心が痛い。
メリアはきれいじゃないこの部屋は少しい嫌なのかもしれないのでガルディナに頼んでおこう。
あえて部屋の事に触れた錬は心がものすごく痛かった。
リアがかなり痩せ細ってしまい涙が出そうだ。
やはり早く治癒を受けさなければならない。
だがかなりのリオがかかってしまうので気持ちとは裏腹に時間が掛かってしまう。
そう思いつつメリアと食堂に向かう。
すぐにガルディナと合流でき三人で昼飯を食べる。




