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特別な催し物
木箱と大量の掘り出し物を担ぎながら錬は未だに人の数が減らないメインの舞台へたどり着いた。
常になにか催し物をしているためこのへんは常に賑わっている。
そのため錬はこの状況を使うため、メイン舞台を乗っとる事にした。
「じゃあこの場所乗っとるので手筈通りにお願いしますね」
リェルを始めとした仲間たちが無言でうなずく。
錬は一応同盟を組んでいる他の店の社長や店長たちには何も伝えず舞台の近くにいて欲しいと頼んでいた。
自らのミスを悔やんでいるのか何も言わずコクりとうなずくだけで特に何もする気が感じられなかった。
「じゃあ行くぞ」
錬の掛け声で仲間たちは舞台に乗り込んだ。
「えっ、あなたたち誰ですか」
「俺たちはこの舞台を占領した。今から特別な催し物を行う。皆様には是非とも楽しんでもらいたい」
錬の言葉が途切れると少しの静寂が生まれた。
そして、錬は大声で宣言する。
「BINGOスタート」




