捕獲
リアと錬は冒険者ゾーンを走って、怪しい人がいないか捜索していた。
一方キュラは高いところへ登り全体を見渡していた。
ゾーン自体はそこまで大きくないので怪しい人がいればすぐに分かると思っていた。
だが、全く見つけることができず気配すら感じなかった。
「そう言えば、リェルさんは何処に行ったんだろう。」
「そうだね。この冒険者のゾーンで見えないってことは何処かに行ったのかな。」
「仕事熱心なリェルさんがそんなことするかな。」
「何か考えがあるんじゃない。」
「まぁ、そうだと思っていたんけどね。」
「ほんと~」
「ほっ本当だよ。」
「まぁどっちでも良いけど。早く探そう。」
「そうだね。でも何処にいるのやら。」
錬とリアは闇雲にまたどこかを探そうとすると、二人に一人の女性がやって来た。
「錬さんリアさん見つかりましたか。」
「あっ、リェルさん何処にいたんですか。」
「この会場の人目に付きづらいところを片っ端から探していました。」
リェルの足元を見ると縄で体中を縛られた男が三人いた。
「凄いですね。」
「どうも。でもあと一人いるそうです。」
「尋問したんですか。」
「してませんよ。」
「目を見て言って下さい。まぁ、この面子を見れば分かりますよ。アーロンさんですね。」
「はい、そうです。」
「じゃあ僕がこの人たち見ておくので探すのは三人でお願いします。」
錬は頭を下げる。
三人目を合わせ会釈するとバラバラに走り出した。




