表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
経営始めました異世界で  作者: 隠月
新たなる働き口
161/299

ジェグからの昔話へ

本日の仕事が一段落し錬は店の奥へと向かう。


先にリアとフィーネはペンションに帰らせていた。


「あの、ジェグさん。」


錬が椅子に座っているジェグに声をかける。


「何だ、笑いに来たのか。」


「そんな事はありませんよ。」


「じゃあ、なんだ。」


「僕はデュマリオさんから話を聞きました。」


「そうか・・・」


ジェグは黙りこくってしまった。


「話を聞かせてもらってもいいですか。」


錬が柔らかい声でジェグに言う。


「デュマリオから聞いたのだろ、話すことはない。」


錬から顔をそらして話そうという気配も話を聞こうという気配もない。


「お願いです。」


錬は深々と頭を下げるがジェグはその行為を見る気配が無い。


「はぁ、早く出て行ってくれ。」


「お願いです、あなたがスキルを得た場所が久渡寺かどうかだけでも教えて下さい。」


錬の言葉にジェグは振り向く。


「何だって。」


「久渡寺の事を・・・」


「どうして知っている。」


「え、それはこの世界に久渡寺を送ったのに原因があって・・・」


「そうだったのか・・・」


二人の間に長いようで短い沈黙が流れた。


沈黙はジェグの一言によって破られた。


「しょうがない、教えてやろう。」


「本当ですか、ありがとうございます。」


錬が礼を言うとジェグが話し出した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ