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経営始めました異世界で  作者: 隠月
新たなる働き口
157/299

フィーネの戦闘事情

ペンションに着いた五人組は一度自室に戻った。


メリアたちが帰ってこなければ夕ご飯にもたどり着けないため、おとなしくしておくしかないのだ。


「なぁ、フィーネ。」


「なに。」


錬の声掛けにフィーネは素っ気ない態度をとる。


「魔物狩り足手まといになってないのか。」


「誰にもの言っているんですか。元女神ですよ。」


自信満々に胸を張るフィーネをじっと錬は見つめる。


「何ですか、その目は。」


「女神イコール強いとは限らないのでは。」


錬がそっと言うとフィーネはアッとした顔をする。


「なかなかいいところを責めてきますね。」


「ある女神様から貰った能力です。」


「ック、そんな事はどうでもいいです。」


フィーネは悔しそうに歯ぎしりを少し立てた。


「で、魔物狩りの調子はどうなんですか。」


「私は魔法で戦っていますよ。」


「どんなものが使えるんですか。」


錬の素っ気ない質問なのだがフィーネは黙りこくってしまった。


「え、そんなに言いづらい事ですか。」


「ちょっと特殊だからね。」


そう言ってフィーネははにかむ。


「そんなに嫌なら聞きませんが、周りの人のバレないように使うのしんどくないですか。」


「そうですね、ちょっとは面倒ですが錬みたいに、時差で魔法が撃てるので。」


「それを聞くと流石元女神って感じですね。」


二人がそんな他愛ない事を話していると扉がノックされる。


「錬兄ちゃん、フィーネ。ごはん出来たよ。」


「分かったよ、すぐ行く。」


そう言って二人は自室からダイニングに向かった。

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