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経営始めました異世界で  作者: 隠月
新たなる働き口
148/299

昔話

「・・・しました。」


錬は三十分近くに及び話した。


デュマリオは一切口出しせず聞いていた。


「で、どうでしょうか。合っていますか。」


「あぁ、あっているよ。だが君は凄いな、よく一日目で気が付けたな。」


「ちょっと待ってください。どうして、一日目だと分かるんですか。」


「なぜかって簡単だよ、毎日俺はあの店に行っているからさ。」


錬はデュマリオの意外な一言に驚いてしまう。


「二日前は興味無さそうにしていたのになぜ、見に行ってるんですか。」


「興味無さそうに見えていたのか・・・」


なぜか悲壮感にあふれた表情をして錬は困ってしまった。


「詳しく教えてもらえませんか。」


「昔、俺とジェグじいさんで店をしていたんだ・・・・・」








デュマリオとあのおじいさんが一緒に働いていた話が始まった。


昔は二人で働いていたらしい。


バイトのような状況でかなり苦しい生活を送っていたらしい。


そこで二人は大きくなることを決意したらしい。


そこでデュマリオがこの街に来ることを決断し、ユニークスキルを手に入れるために努力をしたらしい。


ユニークスキルは生まれつき持っているものと稀に発現するものがあるらしい。


デュマリオは魔石付与生成マジカルグレントジェネラルというものを発現させた。


だが、ジェグは発現しなかったらしい。


けれど、二人の資金もそこまで多くないため、この状態でもこの街に向かったらしい。


そして、今ジェグがいる店を作ったらしい。


そこで、誰も見たことの無いような純正魔石を作り、売っていたそうだ。


しかし、そこまで長く続かなかったらしい。


一個作るには費用が掛かりすぎるためだったのだ。


その状況を悩んでいたデュマリオを見ていたジェグが突然ユニークスキルを発現させてきたのだった。


それは完璧に同じものを作り出せるものだったため、二人は歓喜してそれを使っていたらしい。


だが、それも長くは続かなかったのだ。


原因はジェグにあったらしい。


おら稼ぎするためにありえないような事を始めてしまったらしい。






そのような話をしているとかなりの時間になり錬は帰ることにした。


まだ、話は続くのだが申し訳なく帰ることを告げる。


「別にいいさ、また聞きに来てくれ。俺の気持ちを分かってくれるだけで嬉しいからな。」


そう言って、デュマリオは寝室に行ってしまった。


錬は玄関を開け、家から出ようとすると、一枚の写真を見てしまった。


その写真を見た錬は焦りすぐに家から飛び出し、ティオに乗り帰ったのだった。


そして、現在に至るのだ。

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