ラッキースケベ?
錬は急いで悲鳴が上がったところへ行く。
すぐに扉を開ける。
するとそこには、ティオと風呂上りのリアがいた。
錬が入った部屋は何と風呂場だったのだ。
リアは寝る前にもう一度シャワーを浴びに行っていたのだ。
一方、ティオはなぜいるのか分からない。
そこまでは一瞬で錬が導き出したことだ。
そして、また悲鳴が上がる。
「キャァァァァァァァァァ・・・・・・・・・・・・」
錬に向かってシャンプーの入れ物が飛んできた。
先ほどまで三屋と戦っていたため避けれることが確信したのだが、なぜか体が動かない。
そして、見事に顔面にシャンプーの入れ物がヒットする。
「ご、ごめん。」
錬は顔を押さえながらティオを掴み部屋をでる。
ティオと被り全くリアの体が見えなかったので良かったと思う。
流石に、勝手に見るのは心が痛む。
『ティオどうしてあの場所にいたんだ。』
(フィーネさんにここにいろと言われてあの場所にいた。)
『シャワーの音で誰かがいることを察しろよ。』
(体を見られて恥ずかしいか。)
『人間は恥ずかしいんだよ。』
(そうか、次からは気をつけよう。)
『そうしてくれると助かる。』
そんな事を話しながら自室に戻るとフィーネが待っていた。
「何をティオにしてるんだよ。」
「お、錬さんも行ったんですか。」
フィーネがニヤつきながらこちらを見てくる。
「見てないからな。」
「そうですか~」
明らかに信じていない目をフィーネがしいてるがそんな事は無視し、疑問を問う。