三屋への挑戦③
「凍てつく氷の槍よ 彼のもの貫け」
氷の槍を生成し錬は囚われの身の三屋に向かって打ち放った。
三屋はかなりの熱さに汗を大量に出していた。
腕もまくり三屋はかなり辛そうだ。
その三屋に向かい相当の速さで氷の槍が飛んでいく。
三屋は来ていることが分かっているのか分かっていないのか何もしていない。
そして、氷の槍が炎の渦に当たる瞬間、炎が氷の槍をよける。
そして、三屋に当たると思いきや、黒刀が一気に三屋を覆う。
氷の槍は黒刀に相当の速さで刺さる。
だが、様子がおかしいことに錬は気づく。
氷の槍が黒刀に吸収されていているのだ。
錬は見ることしか出来なかった。
吸収を終えると黒刀が形を変え、鎧になり三屋を守っている。
「おい、これでお前の負けだ。」
三屋はなぜか普通に炎の渦を突破し、出てきてしまった。
「何をしたんですか。」
「俺の使えるオーラは黒だ。これがヒントだ。」
三屋はニヤつきながら近づいてくる。
「どういうことだ。」
「ヒントに2、光だ。」
錬は三屋の出方を疑いながら思考を巡らす。
「タイムアップだ。」
そう言って三屋は鎧を棒状に変える。
そして、その棒から無数の氷が飛んでくる。
一つ一つが小さくもう避けることが出来ない。
錬が目をつぶる。
すると、何か音が鳴る。