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経営始めました異世界で  作者: 隠月
新たなる働き口
112/299

注意勧告

錬は疲労困憊のガルディナに飯を作るように言ってから一時間後見栄えのいい飯が机の上に並んでいた。


その料理を皆が囲み一斉に食べ始める。


皆が皆お腹がすいていたのか手が止まることなく口に料理が運ばれていく。


料理が数分も満たないうちに消え去り空の皿だけが並んでいた。


ガルディナは何も言わず食器を台所に持っていき、黙々と洗い出した。


その光景を見ながら錬は口をゆっくりと開く。


「みんなに言っておくことがあるんだ。」


錬の言葉にガルディナは反応し、食器を洗っていた手を一瞬止めたがすぐにまた洗い出した。


「どうしたの錬、そんなに神妙な顔になって。」


リアが聞き返してくれるので助かると思い錬は言葉を続ける。


「今日ガルディナが遅かったのには理由があったんだ。」


「飯をほったらかして何していたんだ。」


三屋がすぐさま噛みついてくるがサラッと錬は無視する。


「このペンションの近くまではすぐに帰って来てたらしいんだ。」


「なら、どうして。」


メリアも興味を持ったのか話に参戦してきた。


「このペンションの近くで何者かに追われたらしいんだ。」


錬が発表すると全員が黙りこくりガルディナの方を向いた。


ガルディナは食器洗いが終わり、手を拭きながら視線を感じて頷く。


「一時間近くも追われたんだ。」


「そうらしい、それに帰ってすぐはかなり汗を掻いていたから本当だと思う。」


「でも、どうして。」


リアが心配そうにガルディナを見る。


ガルディナは手を振り心配そうな顔で見てくるリアを安心させようとする。


「心配すんなよ、大丈夫だから。」


「そうだな、こんなにも筋肉だけなら大丈夫だろ。」


三屋がニヤニヤと笑いながらガルディナを冷かす。


「そんな事はどうでもいい。これから注意がいるという事だ。」


錬が注意勧告をするが三屋とガルディナに聞こえていたかは分からない。

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