錬待ちの時間つぶし
七人は苦笑いをしつつ錬が起きるのを願った。
錬が言っていた事が本当だったことにみんなは引いていた。
明らかに趣味が悪い男だと思った。
突然頭が外れれば、ビビッて気を失うのも分かる。
あまり誰も話さず静かな時間が流れた。
「そんなに静かにしなくてもいいんだぞ。騒がしくしてくれて構わない、俺はその方が好きだからな。」
デュマリオの顔は少し暗そうに見える割に、明るいことが好きな事に数人は驚いた。
他の数人もう特に興味がなさそうだ。
特に三屋とフィーネはお茶を飲み終わるとソファーで寝たり、小説を読んだりと適当に時間を潰している。
その事に対して何も思わないのかデュマリオは何も言わない。
普通の人なら家を汚くされたら起こるものなのだが・・・・
「聞きたいことが思いついたんですが聞いていいですか。」
「構わない、ドンドン聞いてくれ。」
「では、錬はどのくらい壊したのでしょうか。」
リアは最初から気になっていたが聞き出せなかったのだ。
だって壊して荒らしだと間違われるほど壊したのならどこまで壊したのか気になってしまう。
それに、損害賠償としてリオを払わせられるかもしれない。
「じゃあついてきてくれ。」
デュマリオは立ち上がり、気になっている人はついて来いと伝えてくる。
リアとメリアそしてリェル、キュラがついてきた。
ガルディナは二人をおもりしておくと言って来なかった。
雰囲気を読み取る限りでは凄く行きたそうだった。
その事をリアたちは悪くも思いつつ錬が破壊した部屋を見に行った。