自己紹介
七人はデュマリオの突然の言葉に驚き、一瞬ためらいが出来たがすぐに名乗った。
口々に名乗り。分かったのか定かではないが頷いているので分かったことにしておこう。
「では、一つ問おう。君たちは先ほどの少年の知り合いか。」
皆が皆、顔を合わせあい錬の事だと察する。
「もちろん知っていますよ。どうしてですか。」
リアが代表しデュマリオに返答した。
デュマリオは理解したのか頷く。
そして、七人の周りにあるものを見て首を傾げた。
「どうして入ってきた。そんなにも荷物があるのに。」
「「えっ」」
七人は意味が分からず声に出して驚いてしまった。
「おい、意味の分からねぇ事言ってんじゃねぇぞ。」
三屋は少し半ギレの状態で対応をする。
扉をぶつけられたことをまだ怒っているのだろう。
さらに、突然意味の分からない事を言われ頭に血が上っているのだろう。
「だって君たちは店を荒らしに来たんじゃないのか。」
「違いますよ。働きに来たんです。」
リェルが対応するとデュマリオは驚く。
「あぁ、君たちがそうだったのか。店の中を荒らされてたからてっきり荒らしかと思ったよ。」
「おい、錬。何をしたんだよ。」
三屋は叫び未だに怒りが収まりきっていないようだ。
そして七人はデュマリオを少し話、理解してもらうと錬を許してもらえることになった。
まだ中を見ていないので弁護し続けたのだが、見た時に意見を変えてしまうと思う七人だった。