第四章 魅力
扉を開けるとそこには見た事もない煌びやかに輝くシャンデリア、ピカピカに輝くガラスケース、綺麗なスーツを着たイケメン達
まるでそれはディズニーランド、いや、、子供が喜ぶお菓子の家、もしくは、おもちゃの王国みたいなものかも知れない
凛太郎は目をキラキラさせて立ち止まった
松平「あ、よく来てくれたね、こちらへ」
松平が奥の部屋に手をやる
凛太郎と和馬は吸い込まれるようにその部屋に入っていった
-ホスト スウィートルーム-
松平「今から軽い面接をするんだけど、喉渇いてるでしょ?何か飲む??」
松平は優しく2人に聞いた
凛太郎「あ、、、じゃ、じゃあ、、水っ、、!!」
和馬「おい、水かよ、、俺はお茶で」
和馬は不機嫌ではないが、何を考えてるか分からない表情をしていた
2分ほど待つと飲み物がやってきた
飲み物を持ってきた男の人も清潔感があってかっこいい
???「こちら、お水とお茶です」
凛太郎「あ、ありがとうございます」
和馬「ど、どーーも、、」
松平「あ、丁度いい、羅絵留も面接立ち会ってよ」
凛太郎「ら、らえる、、」
松平「あぁ、ここはホストクラブだからね!源氏名だよ」
凛太郎は生きてきた中で[源氏名]と言うものを聞いた事もないし、使った事もなかった
松平「君達も源氏名をつけるんだよ?」
凛太郎「は、はぁあ、、、」
-面接後-
松平「よし、これで以上!何か質問はある??」
凛太郎「、、、、、」
和馬「、、、、、」
松平「うん、大丈夫そうだね」
2人はまだ緊張していた
松平「君達合格だから明日から働ける?」
凛太郎「明日ですか!?」
和馬「明日はちょっと、、用事が、、」
松平「用事ってなに?やる気ある?売れる気ある?」
松平の顔の表情が変わった
2人はとんでもない所に足を踏み込んでしまったと後悔している
松平「なーんてね!!出れる日からでいいよ!」
急に松平の表情が優しくなった
安心していいはずなのに、2人は同時に唾を飲み込む
松平の手のひらで2人は踊らされていた、、
まるでフィギュアスケートの金メダリストのように、、