第二章 出会い
和馬「それがさ、、、、、」
和馬はそれ以降無言になってしまっていた。
凛太郎「おい!なんだよ!どした??」
和馬は重い口を開いた
和馬「俺仕事で岡山離れただろ?その後さ県外の職場でちゃんと真面目に働いてたんだけどさ、悪い奴らに騙されて借金できちまったんだよ」
凛太郎「借金っていくらだよ」
和馬「500万」
凛太郎はその言葉を聞いた瞬間固まった。
凛太郎「ご、500万!?」
和馬「そう、、それで職場もそいつらのせいでクビになっちまって、地元の岡山に帰ってきたんだ、、」
凛太郎「まじかよ、、、」
2人の席が重い空気になる
凛太郎「どーやって返す気だ??」
和馬「とりあえず岡山で働いて少しずつ返していくつもり」
凛太郎「まぁそれしかないだろうな、、」
凛太郎は趣味がパチンコだが借金まではなかった
だから500万という数字には驚いてたが、借金の苦痛さ恐ろしさまでは理解できてなかった。
凛太郎「まぁ気晴らしに今日飲みにでも行くか?負けたけど俺が奢るよ」
和馬「ははは、ありがてぇぇ、行こうぜ」
-岡山飲み屋街-
キャバ嬢「えぇ、お兄さん達めちゃめちゃ飲むね!」
凛太郎「ったりめーだろ!!俺達に飲みせたら岡山のお酒無くなるぜ!」
凛太郎はかなり酔っている様子だ
和馬「お!そうだ!凛太郎!この後ラーメンでも食べに行こうぜ」
凛太郎「お!いいな!昔めっちゃ行ってたとこ行こうぜ!」
凛太郎「すいません!お会計!」
キャバクラボーイ「こちら本日のお会計です」
伝票には[12万8000円]と書かれていた。
凛太郎「は!!12万!?たか!!」
凛太郎は伝票を見て焦っている
和馬「おいおい、まさかお前、、、」
凛太郎はパチンカスだ。財布に12万も入ってる訳がない
凛太郎「くっそ、どーしようか、、」
するとそこに1人の男がやってきた。
???「あ、すいません、もしかしてお会計足りない感じですか?」
凛太郎「は、はい」
するとその男は伝票を見て何も言わず手に持っていたセカンドバッグから大量のお札を伝票に挟んだ
???「あ、これでお願いします」
キャバクラボーイ「あ、ありがとうございます」
-飲み屋街近く公園-
凛太郎「すいません、先程はありがとうございました」
???「いいですよ、あのままだったらお店出れなかったでしょう」
男はニコニコしながらクールに返事をしてきた
和馬「本当にありがとうございました!」
???「あ、すいません、僕の自己紹介してなかったですね」
男はさっきお札が大量に出てきた魔法の道具のようなセカンドバッグから2枚名刺を出してきた
2人ともその名刺を見つめる
[Ocean Group (オーシャングループ)オーナー 松平克平]
松平「君達、、ホストしない??」