第一章 再会
とある夜...
-東京 歌舞伎町-
ハイ!ハイ!ぐいぐいよしこーーい!!
ホストA「なんとー!なんとー!こちらの素敵な姫様よりシャンパン1発頂きましたー!!」
ホスト数人『うぇーーい!よいしょー!!!』
歌舞伎町では激しい音楽と騒がしい若者の声で賑わっていた
-岡山-
男「あぁ〜眠てぇぇ」
母「こら!!あんたは、いっつも寝てばっかり!もう24歳なんだから早く仕事見つけてちゃんと働きなさい!!」
男「はいはい、わかってるよ、、」
俺の名前は[清水 凛太郎]
今年24歳で仕事はなにもしてない、クソみたいなニート
大して興味がある事もない、趣味もない、この世に必要ないレベルの男だ。
趣味、、?
あぁ、1つだけあった
-パチンコ店-
リーチ♪ タッタラ〜♪
キュイン!!キュインキュインキュイン!!♪
ウィーーン(扉が開く音)
凛太郎「はぁあ、くっそ!!当たったのに負けかよっ!」
凛太郎は苛々と共に手に持っていたタバコの空箱を思いっきり投げた
コンッ
男「おい、てめぇなにしてくれてんだ?あぁ??」
1人の男が凛太郎に近づく
凛太郎「あ、すいません、っておい!和馬じゃねーか!!」
タバコの空箱が当たった男は、凛太郎の幼馴染
[斉藤 和馬]だった。
和馬「あぁ、なんだよ、知らねー奴かと思ったら、凛太郎かよ」
そう言うと和馬は地面に吸っていたタバコを落とし靴で揉み消した
凛太郎「なにしてんだよ、こんなとこで」
和馬「あぁ、ちょっと用事でな!」
和馬は2年前地元の岡山を仕事で離れていた。
そんな和馬が岡山にいる事に凛太郎は不思議に思っていた。
凛太郎「お、そうか、、ここじゃなんだしファミレスでも行く?」
2人は歩きながらファミレスへ向かう
-ファミレス-
凛太郎「ぷはー!!美味かったー!!」
和馬「おいおい、食い過ぎだろ、、」
凛太郎「ところでさ、岡山に帰ってきた用事ってなんなんだ?」
その一言を聞いた瞬間和馬の表情が曇った。
和馬「それがさ、、、」