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20話
◆◆◆◆◆20話
白が姿を変え天に昇る時、積もった白から次々に顔を出す懐かしい里の住人達。
お日様から頂いたポカポカした陽射しを受け、姿を次々透明へと変化を繰返す白の中から「ただいま♪」とばかりに小鳥達に笑顔を見せる。
頭の上に「お帰り~♪」と立ち止まって久々の再会に会話を弾ませる小鳥たちの鳴き声は、白に反射して様々な小鳥達を呼び集めていた。
姿勢は正しく天を仰ぎ、両手は水平に微動だにせず、真っ黒い口髭を白に浮きだたさせて「ここに居るよ~♪」と、そよぐ風に伝えている。
物言わぬ里の住人は昼も夜も里を見続け、里人達との再会を待ち侘びているようだ。




