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柚科葉槻の怪談噺。  作者: 柚科葉槻
3/43

伯母から聞いた話。3

 最後は病院や看護師の話ではない。


 伯母は今一人暮らしをしているが、よく亡くなった伯父が家にやってくるのだという。

 大抵一人の時、自分がいる場所とは違う階にからドンドンという足音が聞こえたり、風や来客もないのに玄関にかけた鈴が鳴ったりするのだ。

 何故それが伯父だとわかるのかといえば、聞こえてくる足音が生前の彼の癖のある足音と全く同じだかららしい。


 あるとき、伯母にとって厄介な客が来ているときにも鈴の音が鳴ったという。

 客は宗教関係者でもあり、伯母の説明にも「私はこういうことよくわかってるのよ」という感じであったが、その次来たときには、気味悪そうにその鈴を調べていたらしい。


 私はまだその足音にも鈴の音にも会ったことはないが、一度くらい聞いてみたいものである。

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