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柚科葉槻の怪談噺。  作者: 柚科葉槻
27/43

前の仕事で体験した話。その1。

 筆者は前の仕事で地域情報サイトの編集スタッフをしていた。

 地元のお店や観光スポットを取材し、Webサイトに載せる仕事だが、その中で”力のある”お店に伺ったことがある。

 取り扱っているのは主にパワーストーン。

 市の郊外、田んぼに囲まれたある集落の狭い道を進んでいくと、その店はあった。


 倉庫のようなところに、所狭しとパワーストーンなどのスピリチュアルなアイテムが並べられている。

 その界隈ではかなり有名なお店のようで、取材時にも先客が何組か居た。

 お客様の邪魔にならないよう意識しながら店主の男性にインタビューをする。

 お喋り好きな店主でお店の基本的な情報から、この土地にお店を開いた理由まで、幅広いお話を聞くことが出来た。

 途中からお客様も参戦し、彼らのパワーに圧倒された記憶がある。


 その中で、やはり”そういった能力”があるのではと思ったことがある。

「貴女、父方とは縁が薄くて、母方とは濃いでしょ」

 店主もそういった力を持っているという。

 何でも右肩(右側)は父方、左肩(左側)には母方の親族が居るらしい。

 筆者の場合、右肩には人が少なく、左肩には多くて、バランスが悪いとのこと。

 そしてそれは当たっていた。

 父方は色々あり、主に父方の祖母、また父の姉弟2人とその家族としか関わりが無い。

 一方で母方。母は一人っ子だが、その親戚の人数は多い。母方の祖父母にはそれぞれ7、8人の兄弟姉妹がおり、家族も続いている。普段はあまり関わりが無いが、何かあれば大人数が集まれるような状況であった。

 穿った見方をすれば当てずっぽうでも上手くいきそうな気もするが、それを指摘された時はかなりドキリとした。

 そして結構自分の後ろに色んな人がいるらしいことに、ちょっと怖くなった。


 この店に通う人は、その後皆運気をアップさせているらしい。

 先客の方々ももう何回も来たリピーターたちだった。

 確かに良さそうな持ち物や思考だった。

 ただ筆者はその店に行くまでの道が細くてペーパードライバーには難易度が高く、その取材の1回しか行けていない。

 結果は果たして。

 まあパワースポットなども相性などがあると思うので、そこはご自身で判断していただければと。

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