第1話 逆行転生者の助言
基本、乗りと勢いで書いてます。
パターン:逆行転生者の助言
「敵は本能寺にあり!!」
信長が宿舎としていた本能寺に明智光秀の軍勢が押し寄せた。
「光秀め、まさかあやつの言っていた通り本当に謀反を起こすとは。しかし、あやつの助言のおかけで貴様の謀反には対策済みよ。本能寺は防備を固めておるし、いざという時のための脱出路も用意してある。万全であるな。」
外からは兵たちの攻防の声が聞こえてくる。
「…くくく、今なら奴が未来から来た逆行転生者だと信じられるな…」
ガタンッ
戸の開く音が聞こえ、信長がふり返ると…
「あのさぁ、予測可能回避不能って言葉知ってる?」
そこにいたのは謀反人明智光秀、その本人であった。
「な、光秀、一体どうやって防備を抜けてきた?!」
「あー、余計な入れ知恵とか面倒くさいんだよねー。
とりあえず、ビーム!」
ズビィーン
「ぐはっ」
信長は光秀が手から放った光のビームに貫かれて死んだ。
「さーて、後は逆行転生者をなんとかすればこの世界線も終わりか…」
それは慣れ親しんだルーティン作業のように淡々と光秀は信長を殺したのだった。
――――
気がつくと戦国時代だった。どうも逆行転生したらしい。
時に未来知識を使いながら、織田家でなんとか出世してきた。
秀吉と一緒に中国攻めに行く事になったが、本当は信長様の傍に居たかった。
史実の世界謀反を起こした明智光秀が気になったからだ。
しかし、信長様の命令には逆らえず、俺は中国攻めに出陣した。
出陣前に信長様には明智光秀に警戒するよう言っておいたのに。
あれほど注意するよう言っておいたのに。
「信長様、明智光秀の謀反によって討ち死に!」
そんな…、どうして。信長様……
まずはテンプレ。