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詩集 迷い道

取り扱い説明書

作者: 小日向冬子

その壱 バカです

何度やっちまっても懲りない

正真正銘のバカです


うっかり人を信じます

すぐに忘れてしまうのです

人が嘘をつく生き物だということを

そう

ときには自分自身にさえ


もしかすると

わざわざつかなくても

嘘はそこここに「ある」のかもしれません

わたしにはよくわからないのですが



その弐 ことば通りそっくりそのまま受け取ります

見抜けないのです

本音と建前

あるいは社交辞令

もしくはその場かぎりのほんとう


見えないルールが見えないのが

致命的な欠陥です

そう

残念ながらわたしは

この世界においては不良品なのです



ですから

誰かを責めるつもりなんて毛頭ありません

人間という種の特質を

忘れていたわたしのミスですから

または

スペック不足で処理できないだけですから



エラーによる強制終了は

たいへん負荷がかかります


ダメージから回復するまでは

決して触れたりすることなく

どうぞそのままお待ちください

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― 新着の感想 ―
[一言] 歯ブラシには歯ブラシなりの 石鹸には石鹸なりの カスミソウにはカスミソウなりの 視点があり それぞれに同じものをみても言うことは違うけれど それは嘘でなく違いであって そもそも狙って嘘をつく…
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