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神鳴寮  作者: MASA
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(大和-運×雀)=クローズマイワールド⑤

一方銀は、ひとり歩いて搬送先の病院に向かいながら、高校にも明日の2人の欠席の連絡を入れる。散々な一日だ。

銀は病院に行く前に公園に屯していた、バイク少年たちで憂さ晴らしをすると、

ジュースで一息をつき、今日の自分の判断能力を欠如、感情の抑制の不備を反省する。

「俺もまだまだ遥かに及ばず、だな。感情を殺しきれていない。

先入観がここまで恐ろしいものだとは身を持って知らされたな。

さて、しばらくは、おとなしくしておくか、今回は俺が悪かったしな。暫くはな。」

独り言を言い地面の打ち捨てるように『なぜか寝ている』バイク少年全員に『偶然つまずき、蹴飛ばしてしまって』、気分を落ち着けると病院へと向かう

病院につくと手続きを終え、まずは大和の診断結果を聞く。

結果、大和の骨にも異状はなく全身の打撲で済んでいる2日で退院できる程度ではないかとのこと、銀は担当医にお礼を言って病室に向かった。

「個室か、生意気な」

病室をそっと病室を開けると、ベットの横で寝ている、雀の髪の毛をずっと触っている大和に話しかける

「何をしている」

「べ、別に何も、あの、マジでお願いですから、もう少し気配をだしてください。」

「なんで電気を消している」

「それは、雀が寝ているから、起こさないようにって。つけてもらっていいですよ。」

「別に俺は長居はしない。自身の状況は聞いているな?」

「えぇ、もちろん。」

「とりあえず、2日程だ。学校には俺から連絡しておくし、雀も明日休みにしている。

後ほら」

銀は大和にお金を渡す。

「なんですかコレ、」

「どうせ、ミルクとかかってほとんど金残ってないだろ。雀も残るんだ何かあった時の為だ。ちゃんと後から返せよ、雀に使う金があってもお前に使う金はない」

「あんた人の力で、散々稼いどいて」

「あれは、お前を利用しただけだ。お前の金じゃない。それとも何か?いらないのか」

「それは、、、ありがとうございます。」

「ここは少し遠いから、明日にでも千里に学校帰りに着替えでも届けさせる。あぁ、あと雀の説得も頼むぞ、たぶんお前が退院するまで付き添うといって聞かない予定だ。」

「あぁ、たぶんそうでしょうね」

「なんだ、愛されている自覚有りか?」

「茶化さないでください。」

「しかしま、よくもまぁ、俺をだましてくれたな。」

「それは、、、すみませんでした。」

「いや気にするな、出し抜かれた俺が悪い。お前は親友よりも女を取る男だという事を忘れていた俺に否がある。」

「なんですか、それに誰が親友ですか、」

「あぁ、言った俺もドン引きだ。あと最後に2つ、」

「もう帰るんですか。」

「なんだ俺にもここにいてほしいのかよ、」

「そういう訳じゃなりませんが、、あの、たぶん今から嫌味言われそうな気がしますので、先にお礼と謝っておきます。

今日は本当にすみませんでした。そしてありがとうございました。あのまま銀が見つけてくれなかったら俺も雀もどうなっていたか」

「、、、ま、気にすんな、俺もいい経験になった。それに俺はお前らを助ける事より、俺のくだらない信念の為に行動した。礼を言われる資格はない。」

「信念?」

「それはいい。で、最後の二つだが、さっきここに来る前にお前の実家に連絡した。今大急ぎでお前の実家から家族総出で来ているはずだ。」

「あの人たちは、ちゃんとたいしたことないって言ってくれました?」

「あぁ、一応はな。おそらく通じていないように思われる。俺お前の身内に信頼ないんだな」

「そりゃあれだけの事をしたんです。あるわけないでしょ。」

「という訳で俺は逃げておく。あの、なんていった気お前の専属のボディーガード長身の若いガラの悪い20くらいの、、、」

「あぁ、湯堂さんですか」

「あぁ、そうだ。あいつもこっちに来ている。あれに会うと俺はお前を危険に合せたとボコられる。今の俺ではもうまぐれ勝ちはない、確実にやられるからとりあえず逃げておく。」

「湯堂さん、あぁ、見えて30過ぎてますよ。あの人は元傭兵です。しかもかなり強かったはずですよ。もう勝てないって自覚あるんですね」

「だろうな、あれは流石にシャレにならん。次元が事態過ぎる。というかあの時のせいで俺は本気で恨みを買っている節がある。あいつは本当に人を簡単に殺せる技術を持っている上、お前の為なら本当にやりかねんからな。」

「分かりました湯堂さんには俺から言っておきますよ。それともう一つは?」

それだけ言って帰ろうとする銀を呼び止める

「あぁ、今度の学校の話だ。同じ家に住んでいる男女が、同じ日に学校を休むんだ。

どう考えても一気に噂になるから覚悟しとけよって話だ。」

「ぎ、銀さん何かいい策は、」

「高校生なんだ堂々としてろ、高校生同士だ。

それに付き合って最後まで行っても犯罪じゃないよかったな同じ年で。」

銀は最後の最後に嫌な笑い方をして出ていく。やっぱり最後は嫌味。それが銀だ。

2日後、退院する予定だった大和だったが、予想以上にダメージが大きかったようで結局入院が木曜日まで伸びてしまった。そして同時に雀も安心したせいで疲れがどっと出て今まで我慢していたものが溢れてしまったのか、高熱を出してしまいそのまま入院となってしまった。その時のあまりの大和の慌て様に大和の母親も湯堂も、二人の関係に気付き、金に物を言わせ、病棟が違うにも関わらず二人の為に個室を用意した。

母親も、大和の妹も、湯堂をはじめとする使用人たちも、大和に恋人が出来た事がよほどうれしかったのか、症状の落着いた雀に代わる代わる何かにつけて、話をしに行った。

そして大和にも、まさか実の母親と妹から女性の扱いに関して、言わなくてもいい事も永遠と言われ、まさに身内からこのような話をされるとは思わなかった。

そして、その事がまずかった。


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