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神鳴寮  作者: MASA
12/24

大和×雀=ウイークエンドショッピングモールイチャラブ観察日記④

大和の背後に近寄る人影、良く見慣れた男だ

「君はお母さんか?」

トイレから出てきたのは銀だ。

「うわっ、びっくりした。銀さんいたんですか、いつから」

「君が泣いてる雀は可愛いなと思ってる辺りから」

「、、、、、何してるんすか」

「商業施設を訪れる理由がいくつもあるとは知らなかった、

そして僕は君が僕のものを持っているものを見てそれを判断できない程、

本音を言い当てられ動揺しているとは思わなかった。」

「、、、ウサギ、飼ってるんすか?」

銀の手には兎の飼育セット思われる大きな荷物

「俺が飼うわけないろ、ウチはペット禁止だ。命を飼うなど傲慢な」

「でも、珍しいですね。銀さんから話しかけてくるなんて。」

銀が空気をぶち壊してくれたおかげで雀も少し自分の世界から抜け出す。

「うむ、普段ならシカトするところだが、いじめがいのある子がいたものでな。」

「、、、余計なお世話です。」

「あれ、銀さん髪切ったんですか?」

「あぁ、伸びてたからな、ここの千円カットは空いているからな。」

「そっちの方が似合ってますよ。目つきの悪さとか、その鎖とか、かっこいい格好とかと相まって凶暴さが増してます。」

かっこいい?大和は大きな疑問が生まれる、自分の格好には何も言ってくれなかったのに、銀にはカッコいい、、、精神的ショックが大きい。

雀にとってカッコいいは迷彩柄とかスカル柄とかの方がかっこいいとか、

それに腰にはマジックテープの財布に無くさないようにどこで買ったのかわからない鎖で繋がれ鍵をジャラジャラくっついている。

ないだろそれは、雀、俺の全然興味も持ってくれなかったのに

「雀は褒める壺を分かっているな、お礼にこれを上げよう。

雀もそのツインテールも似合っているよ。まぁ、俺は緑の方が好みだが、

雀にはそっちの方が似合っているよ。まるで小学生だ。」

銀はペットショップで勝手に袋に入れられた処分に困っていたウサギストラップを雀に押し付ける。

「あなたはなんでいちいち同じものをかぶせてくるんですか?

あれですか、ずっと俺の事監視してるんですか?嫌がらせですか」

「何の話だ?なんで100%の善意でストラップあげたで文句われないといけないんだよ。

それに俺は生まれて一度も人の嫌がるような事をしたことがないだろ。」

銀は堂々と当たり前のように断言する。

どの口が言うか、と、雀との時間を邪魔さられたことも合わせ、

大和はまたいらっとするが、ここでやりあっても完全に損しかしない。

「だいたいなんで同じ話の中で、髪形変えてるんですか。分かりにくいでしょうか。

それに男の髪形変えて誰得ですか、せめて女性陣でしょ」

「いいんだよ、どうせ見えやしないし、主役じゃねぇ俺みたな善良なモブなんざ、変えて元々も今も表現されやぁしねえんだ誰も気づかれはしねぇよ。」

「どこの世界に、こんなに禍々しいモブがいるんですか、どう考えても銀みたいなのがモブだったらラスボスの伏線だと思うでしょうか」

「乗った俺も悪いがメタ発言が過ぎるぞ、てめぇはデップー様か、まぁいい、話しかけた理由は、お前を馬鹿にするのと、二人のいい雰囲気をぶち壊すのと、あとは忠告」

「忠告?」

「お前ら付けられているぞ」

銀に指差され、これ以上隠れる事が不可能な4人は出てくる。

「銀さん、トイレにいましたよね、こっち一回も見ていないのになんでわかったんですか?」

「これだけでかい窓ガラスがあるんだ。そこに4人の人間が物陰から出たり入ったりしているのが映っていればいやでも目に付く。

素人の集団尾行はお勧めしない。こういうものは見失わないように、複数いる場合は複数地点から監視を行うのが上策だ。」

「いや、そういうのじゃないんで、それにそもそもなんでいうんですか!」

「こそこそ、付け回すのが気に入らん。」

「銀さん、関係ないでしょ」

湊は銀に噛みく。

「だから言っている。気に入らんと個人的感情の問題だ。君に自分と君の関係性の有無を問われても知ったことではない。大切なのは俺が気に入らないという事だけだ

それに、邪魔をしたいなら、こうした方が効果的だ。」

「違います!私は雀と大和君のイチャラブが見たいだけです!」

潤もすかさず援護射撃を入れる

「い、イチャラブ、、、」

大和は本当に顔が赤くなる。どこからだ、いやどこを見られていた。

柄にもなくその表情を変え、4人の表情からどこから見られていたかを考える。

千里の嫉妬に満ちた表情、大貴の見てはいけないものを見てみてしまい申し訳なさそうな表情、潤は銀と話しているので表情を読み取れない。

そして湊、バカップルを見るかのような生暖かい目。そして、思わず目を背けてどういう表情をすればいいか戸惑っている。

湊の様子で大和は確信する。

全部見られていた、前半はまだいい。自分のキャラを崩していない。

でも、この様子、おそらくゲームセンターの両替、ドーナッツ屋さんでの事、察しのいい湊だ。あの時自分の考えてたことは間違いなく読まれている。

大和は耐えられず、口を閉じ、誰もいない何もない方向を見つめている。

「それで暇人二人連れて、かよ。どうせなら、自分でいちゃラブしてればいいじゃないか。」

「でいればそうしてます!!!」

二人のイチャラブを見て感化されてる潤が涙ながらに噛み付く。

その様子に雀が慌てて銀から借りたハンカチで潤の涙をぬぐう。

「あの、、なんかごめんなさい」

その迫力におされ、銀は素直に謝る。

「絶対許しません!!乙女の純情を傷つけて!!だいたい銀さんは、、」

その時だ、銀の携帯が鳴る

「あぁ、悪い。なんだ、いや問題ない。用件を、、、今買い終わったばかりだ。

ここからだと直人の家につくまで30分くらいか、

あぁ、まぁいいさ、気にすんなそれよりお前は、、、あぁ分かった。

しかし愛理へのプレゼントに兎とは、いや、いい、それは俺の口出すする事じゃない。

金はいいよ、知らない間でもないし、これくらい大した額じゃない。

まぁ、いつもお菓子とか作ってもらっているしな、、、、そういうな、あれでも気持ちは籠っているんだ、別においしくないわけじゃない。その気持ちが分かるだろ、

で、どうする俺が先に行くと持ち物で、バレるが、あぁ、分かった、それじゃ待っている。悪い、続きを、傷つけた詫びだ。5分程度なら誠心誠意をもって親身に説教を受けよう」

「い、今、携帯の着信相手、、、  え、あ、なんで、、、、直人って蜂須賀先輩?」

「直人とは近所の幼馴染だ。俺の唯一の友と言ってもいい。あいつは邪気がないからな。」

「今までなんで黙ってたんですか」

「聞かれなかったから。」

「私が好きなの知ってますよね!」

「あぁ、直接明言されたわけではないが、理解している」

「だったらなんで、友達だって教えてくれなかったんですか!もう一年ですよね、一年間一緒に暮らしているのに、一言も言ってくれたかったですね!」

「『私は直人先輩の事が好きで、何とか恋人になりたいと考えています。その為に銀さん何か策はないですか』的な事を聞かれなかったから。」

「だって銀さん友達いないって」

「自分から言ったことはない、勝手に回りがそう思っているだけだ。」

「それじゃ、本当に蜂須賀先輩とは友達なの?」

「そうだと言っている、、、、」

「それじゃ!、、、」

潤の頭の中にさっきの愛理という名前がよぎる。さっきの口ぶり、銀が持っている飼育セットも蜂須賀が誰かにプレゼントするためのものに聞こえるそれはつまり、、、

沈む潤の表情を見て、普通なら勘違いさせたまま追い込む銀だが、

何となくそういう雰囲気ではない。

「先に言っておくが愛理は直人の小学生の妹だ。恋人じゃないから心配するな。」

「マジで!」

「あぁ、ほら、」

そういって銀は蜂須賀が送ってきた妹と一緒に写った写真を見せる。

「めっちゃ似てる!妹さん、超美人!」

私にも見せてくださいと、銀は女性陣に携帯を取られてしまう。

そして一通り、騒ぎ終えた後、銀に携帯を返すと、

先ほどまで怒っていた潤が、急にもじもじ体をくねらせながら、

今で聞いたことのないような甘い声で、銀にお願いする

「あの、銀さん、もしよかったら、私も一緒に行ってもいいかな」

「、、、なんだその喋り方は、キモい。」

周りの沈黙で、潤もやる過ぎたと察し、大和に続き、恥ずかしさで落ち込み沈黙する。

「、、、なんだ」

そんな中、銀は湊の視線に気づき理由を尋ねる

「銀さんて、さっきの雀への発言と言い、蜂須賀先輩の妹さんの写真を持っている事と言い、ひょっとしてロリコン?」

「、、、湊は面白いな、ここでムキになって否定ても無意味だろう。

邪気なき人間は年齢、性別問わず敬意に値する。ただそれだけの話だ。

そして人間関係を全て恋愛感情で考えるのはいかがなものかと、

しかもまともな人間関係すら気づけない人間対してもそれを当てはめようとは、、、、、

あぁ、そうかそういう事か。悪かったな、俺はこういうことに鈍感で」

「?」

「いや、湊がやきもち焼いてると思って、」

「はぁ!何言ってんのよ!馬鹿じゃないの!」

「ツンデレか?」

「んなわけないでしょ!」

「俺は別にかまわないぞ、恋愛感情は持ち合わせてないだけで否定はしないさ。

最初はそれくらい跳ね返りが強くても、徐々に心を折っていって屈服させるのも悪くない。

俺はこれでも自分の所有物は大切にする方だぞ。服従する喜びでも教えてやろうか?」

「!!!!!」

「冗談だ、これくらいでムキになったり動揺したりするなよ。

意外に湊も単純だな。俺を馬鹿にするにはあまりに考えなしだったな出直して来い」

「この馬鹿!」

「何故か殴られた」

「受け止めたでしょうが、というか今のどう考えても、銀が悪いでしょうが」

「さて、女性の扱いに長けたフェミニストは俺は湊の相手もしてあげたいところだが、俺は直人の所に行かないといけないからな潤、行くなら行くぞ。」

「え!いいの!行って」

「まぁ、別にかまわんのじゃないか?理由が欲しいなら、ほら、コレ、俺の荷物持ちとしてきたってことにしておくか?

そうすれば直人も潤に申し訳なさ度が増して嫌がる事もないだろ。

ただ気を付けておけよ。あいつあぁ見えて、学校と部活以外で女子と話した事ほとんどないから、部活の話しかできないぞ」

「全然いい!問題ない、」

「ついていけるのか?」

「それは銀さんフォローして、今日を乗り切れば私勉強するから!好きになるから!」

「涙ぐましい努力だな。そういう努力家嫌いじゃないぞ」

「えー、でも残念、私銀さんの事男の人としてはタイプじゃないのごめんね。」

「そういう意味じゃないが、まぁ、いいやどうでも、潤も頭の中はピンク色かよ」

「銀さんみたいにいつも真っ黒よりはましだよ、銀さんも恋しなよ。人を好きになるってことは毎日がバラ色だよ」

「そのバラ散らないといいな」

「だからそのためにも協力してって言っているでしょ」

「はぁ、仕方がない、いい事を教えてやる。

愛理は、小学校でいじめられているわけじゃないが、

コミュニケーションをとるのが極度に苦手て、友達が少なくてな、

その分直人が溺愛しているつまりはシスコン。

直人は妹に優しくしてくれる人=善人という認識だ。」

「なるほど、まずは外堀からね。任せて私子供大好きだから」

「あいつ若干シスコンの気があるけど、それは問題ないのか?」

「え?そっちの方がいいじゃん、だって私は近いうちに蜂須賀先輩の妻になるんだよ。

つまりは蜂須賀先輩の身内、身内を大切にしない人は、

恋人には優しくても、結婚したら冷たいものだよ。」

「なるほど、それは俺の思考回路にはない考え方だ。

確かに、また俺の見識の可能性が広がった。しかし、何ともまぁ、早計な話だ。

まずは今日の目的は直人と友達になる事、連絡先と呼び方を蜂須賀先輩から、直人君もしくは直人さんにするくらいには一計案じてやろう。

そもそも俺がさんづけ、直人が先輩というのが気に入らん。同等か、それ以下にしてやる。」

「なんですかそれ、、あれ?ひょっとしてそれも嫉妬ですか?」

「誰がだ、、、潤のように他人に寛容でなんでも前向きな人間はからかい甲斐がなくて困る。」

嵐の前の静けさのように、すっと静かに現われた男は散々掻き乱し、今回の尾行の首謀者を連れて何事もなかったかのように去っていった。

そして訪れる気まずい沈黙。

千里と大貴は、何も言わずに消えた潤が友達より男を取ったかのように見えて仕方がない。

「、、、、これからどうする?一緒に行くか?」

嫌がられても、しょうがない状況だが、大和は3人に気を使う

「遠慮しておくわ、急に冷めたし、デートの邪魔する趣味はないわ。行くわよ、二人とも」

「おい、ちょっと待てよ、どこ行くつもりだよ」

「さっきのカラオケでも行くわよ。何不満?」

「い、いや、別に」

潤なしのこの組み合わせは初めてだ。二人はついて行くのが躊躇われる。

「大貴、千里、ちょっと、」

「あ、何だこの、リア充野郎。」

「、、、、、」

「顔赤らめんなや、で、何の用事だ?」

「あのさ、湊、あぁやって強気でいるけど、潤が自分よりも蜂須賀先輩を取ったの、

結構効いてると思うから、よろしく頼むって話。

潤、悪気はないのは分かってるけど、躊躇いもせずにあれはちょっと、きついだろ。」

「まぁ、あれはどうかと思ったが、湊は気にしてないんじゃないか?」

「湊のいつもの強がりだよ、見たらわかるだろ。普通じゃないのくらい」

「普通じゃねぇって、そりゃデートするほど仲のいいお前なら分かるが俺らじゃ、湊の腹の内なんて分かるわけないだろ」

「あれは前に潤と大喧嘩した後。覚えてるだろ、あのまま放っておくと湊は飛び出しかねなかったから、ストレス発散と関係修復のための、誤解を解くためにって思って誘ったの、

まぁ、その後の何回かは、その、何だ、惰性で、言い訳できないけど、、、、、、

兎に角、湊を見てれば分かる、あれでかなりショック受けているから、そういう不満あらわな、つまんない顔してないで、湊のいうとおりにしてあげて、」

「てめぇがしてやればいいだろうよ。」

「俺はその、、、」

「湊さんは気を使って、大和君たちから離れようとしてるんだ。それじゃ意味ないでしょ。とりあえず分かったよ。どこまでできるわ変わらないけどやってみるよ」

「悪い頼む、」

3人を見送ると、映画の感動の心の警戒心がさらに弱まっている雀に、付け入ろうと、もとい、心の支えになってあげようと、駆け寄っていく。

「ごめん、待たせたね。少しは落ち着いた。」

「、、、、、」

「、、、雀どうかした?」

「あの、これってデートなんですか?」

突然の言葉に大和は動揺してしまう。雀は真剣な顔で見つめられ思わず、目を背けてしまう。おそらく潤の言葉でだろう。

「あの、デートって、好き同士の女の人と男の人が二人っきりで一緒に遊びに行くことですよね。今日のこれってデートなんですか。」

「それは、、その、、、」

そうだ、ここでそうだと言え、でもそれじゃ、雀はきっと、そういう風に俺の接し方を決めてしまう。それじゃ、、、、そうだ、雀はどうだったか聞こう。

それでもし、そう思うというのなら、雀自身が僕の気持ちを聞きたいというのなら、

もしそうだといいと望むのなら、俺は何一つためらう必要はなくなる。

「雀は、どうおも、、」

「あのじゃあ私この後、大和さんにキスされたり、ホテルに連れていかれて、エッチな事されちゃんですか!」

「しないよ!そんな事!なんでそうなるの!」

「湊ちゃんが言ってました。男の人がデートに誘う理由はそういう事が目的だって。」

「そんなわけないだろ、どういう考え方だよ。」

「そういうのが目的だから、ご飯おごってくれたり、プレゼント用意したりして、断りにくく逃げにくくするって、」

「違うからね」

いや、違わないけど、雀から蔑まれるような目で見られるような事は考えていない。

「そういうつもりないからね。というか湊も極端なこと教え過ぎ、その理屈なら、ここにいる男女が二人で遊びに行くのが全部デートなわけで、みんなそういう事することになるでしょ。そんなわけないでしょ。」

自分で言っててなんか恥ずかしくなってきた。

「それだと俺は雀と二人で遊びに行けないよね。」

「、、、そういわれてみればそうですね。」

誤解が解けたのか雀は勘違いしたことを謝る。

「まぁ、湊が言ったのは極論過ぎるけど、、、、雀は、どう思う。」

「え、何がですか、今日、一日、ってまだ少し帰るには時間がるけど、これはデートだとして、今日は楽しくなかった?」

「そんなことないです。すごく楽しかったです!」

「そっか、だったらよかった。これがデートであるにしろそうでないにしろ、大切なのはそれがそうかどうかじゃなくて、楽しかったかどうかだよ。

俺は今日、雀と一緒に遊べて楽しかったよ。俺がお金を出したいのは、

俺の方がお小遣いは多いし、雀に楽しんでほしいって思ったから、

その髪留めをプレゼントしたのだって雀に喜んでほしかったから、それだけだよ。

それに、俺は誰かを好きになる時、確かに『その人の全てを独占したい。』って思いはあるけど、結局一番欲しいのはその人の心さ。

もし、俺が雀の言うようなことを考えているなら、いくら雀の、、、唇を奪った所で、雀はきっと俺の事を嫌いになる。」

「そんなことありません!私はどんな事をされても、嫌いになんてなりません。」

そう、だから君にははっきり好きとは言えないんだ。君の心の中では僕は男じゃなくてどうしても絶対的な恩人なんだ。

「僕が人を好きになる時は、その人に好きでいてほしい。

そうじゃないと意味なんてない。それが俺の本当の気持ち。

僕は雀が心配するようなことをする気はないよ。

僕は雀に喜んでほしい、楽しんでほしい本当にそれだけなんだ。

この言葉に嘘なんてない、信じてくれないかな」

「また来ましょうね、」

そういって雀は大和の手を取り小指で指切りげんまんをする。

「約束です。また二人で遊びに行きましょう。」

デートで来てではないんだ。でもいい、それでも次につながった。

「あぁ、もちろん。」

「私も今日やまと君と遊べてよかったです、次もまた、

あ、でもその時は絶対にお金は出しますからね。」

「あぁ、分かったよ。でも、その為には雀が銀に必要なお金をちゃんと言う事、聞いているよ必要なお金もそこから出してるって、それは銀から自由に使っていいっていう事でもらっているお金だよ。必要なものがある時は言うように言ってたはずだよね。」

「それはそうですけど、なんだか申し訳なくて、」

「気にしなくていいんだよ。銀は僕たちの親から寮費をもらっているし、何より、大学の研究室でバイトしたり、何より、あいつは過去に何度か僕をだまして僕の力を使って金儲けをしたことがあるんだ。ぶんどっても問題ないよ!

大体あの額。未成年が持っていい額じゃないだろ、」

「でも、、、、」

「もし、それが出来ないなら、僕と一緒に宝くじを買ってもらいます。僕がいればスクラッチくじでも、普通の宝くじでも、番号選択式でもなんでも当たります。それでもいい?」

「それはちょっと、やまと君本気です。怖いです。」

「雀が同じじゃないと嫌なように、僕は雀に無理してお金を出しても、楽しくないよ。」

もし、自分に出させないなら二人で遊びに行けないというところが大和の限界だ。

「、、、、分かりました。今度は銀さんに相談してみます。」

「なら問題なし、、」

「それじゃ、後2時間くらいか、どうしようかな、、あ、そうだ雀。次に遊びに行くとき痛い場所ってある。」

「、、、、、パットは思いつかないです。というか私、何があるのかもわかってません。」

「それこそ、本当の遊園地だとか、後はここらへんだと観光地になってる(恋愛成就の)神社か、後は少し遠出して史跡と美術館めぐり、後は水族館とか、動物園?」

「動物園!触れるところですか!!」

「それはどうだろ、それでさ、それを調べる為に少し本屋によっていかない?

すぐ近くに本物のフルーツでジュースを作ってくれるスタンドもあるし、そこで少しゆっくりして行こう。

あぁ、残念だけど、そこまでは僕が誘ったんだ、僕がお金を出させてもらうからね。」

雀は嫌がりながも渋々了承する。

その日帰りのバスの中で、雀は寝てしまった、振動で大和の方に傾きもたれかかった雀、

大和はその欲望に負け、雀の髪の毛を何度も触ってしまう。

自分のそれとは違う感触。どうしてもやめられない。

肩にあたる柔らかい雀の頬の感触も、無意識に握られた手の感触も、自分とは違う。

「君の心が欲しい、そういったけど、やっぱし好きな子には触れていたいと思ってしまうね。寝ている子に、こういう事をすべきじゃないとわかっていても、ね。」


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