お兄ちゃん!!
あ〜今日も疲れた。あっ、初めまして。山の下小学校のアイドル、山田凛です☆今日も一日、学校の男共を魅力してきました。あー…罪な私。そして今、休息の地、我が家に到着しました。はあ〜、
「ただいま〜。」
『おかえり〜☆俺のカワイイ凛』
違いました。地獄の地です………。
「ってか、何で兄貴がいるの!?!?仕事は!?!?」
『はっ。仕事なんて凛に比べたら……って、兄貴って呼んじゃダメ!!お兄ちゃん☆でしょ。それか
「うっせーよ、兄貴。また何か用??」
『お兄ちゃん!!でもそんな凛もカ・ワ・イ・イ。』
「ホント勘弁して!!そして早く用件を言って!!」本当、殴りたい。 『あっ、用件ね。実は、凛にこのゴリラ耳をつけてほしくて☆』本当に殴っちゃダメ!?!?
「ゴリラ耳ってなに??ネコ耳とかならまだわかるけど。」
『凛はダメっ子だな。お兄ちゃんはな、ネコ耳なんかじゃ萌ないんだよー!!!凛の可愛さを100%引き出せるのは、このゴリラ耳だけなんだ!!!』
………キモい。本当キモい。鳥肌が…、
「って、何勝手に私の頭につけてるの!!」『流石オレ。ここまでの可愛さとは。』
「人の話を聞け!!しかもゴリラ耳似合うとか嬉しくないから!!」もう嫌。誰か奴を始末して。……カシャッ、
「写真を撮るなー!!!」『ブログに載せなきゃ。』
「肖像権の侵害だー!!」『……。』どうした兄貴、急に黙って……
『流石オレの凛。小学生なのにそんな言葉知ってるなんて、萌だな。』
もう意味がわかりません。
神様、私何か悪いことしましたか。
ここまでお付き合い頂きありがとうございます。
正直、なんだこれって感じです。しかもゴリラ耳って人間みたいなのでしょうか?? 本人もわかりません。