一部 人物紹介:本編
えーと、どうも祐樹です。本当にご無沙汰です。月日の流れるのは早いもので、長い間音沙汰なしで申し訳ありませんでした。
とりあえず生存報告兼完結させる意志表示として、一部までの人物紹介をしたいと思います。
尚、当然のことながら一部を読んでることが前提です。断章につきましては今回は省いています。
それと本編には出てない小柄も若干含まれていますのでご注意ください。
≪人物紹介:本編≫
◇ヘキサ Lv.57
本名:樋口 友哉
性別:男
年齢:17歳
武器:片手剣
二つ名:人喰い
ギルド:≪暁の旅団≫-解散
≪星の金貨≫-団長
本編の主人公。白髪の片手剣使い。マンイータの二つ名で恐れられるPK。マンイータの二つ名に付属するインヒレントスキル【捕食】により、一般プレイヤーからは恐怖と嫌悪の眼差しを向けられている。
現在のファンシーでも最強のひとりに数えられているが、彼自身の性格は小心であり臆病。基本的には温厚。端的に言ってしまえば、ヘタレ。他人に嫌われることを病的に恐れ、目立つような行動は極力避けている。
その反面、一度キレると性格が反転――目的のためには手段を選ばない、非常に好戦的で危険な存在に切り替わる。特に『敵』に対しては一切の容赦をしない。現実と仮想での性格が異なるプレイヤーは、多かれ少なかれよく見受けられるものの、彼のように極端な例は稀である。
とはいえ、根っこの部分は変わらないので、正気に戻り過去の行ないを悔いることも多く、学習しない自分を恥じている。
最近、長い間疎遠だった妹との仲が改善されてきていることに、内心で大いに喜んでいる。本人は意識していないだろうが、シスコンの気があったりなかったりする。
とある事柄に意識が向くと、酷い頭痛に襲われる。この物語における最大の加害者にして被害者。現実と仮想で発生する事件の中心人物であるが、本人にその意識はない。せいぜい巻き込まれたくらいの認識である。
≪仮面舞踏会≫首領のナハトに対して尋常ではない殺意を抱いているが、当人である彼にもその衝動の源はよく判っていない。
◇リグレット Lv.48
本名:不明
性別:女
年齢:不明
武器:籠手
二つ名:なし
ギルド:≪小人の金鎚≫-脱退
≪星の金貨≫-副団長
本編のヒロイン、その一。前髪の一房だけを紫に染めた長い黒髪をした、見る者を魅了する容姿を持つ黒髪のゴスロリ少女で、剣の鍛冶師としても有名。ヘキサ曰く、ランダムエディトでの屈指の当たり。
半戦闘半生産キャラクター。レベルこそ50に満たないが、ステータス面の不利をプレイヤースキルで補い、前衛での戦闘もこなす。具体的には拳でドツキまわす。ちなみに戦闘の際もゴスロリを身に纏っている。
性格は沈着冷静で、感情を表にだすことをあまりしない。ただし、怒らせるとヘキサとは別の意味で怖い。ヘキサにとっての恩人であり、大切なヒト。彼のことをなにかと気にかけ、彼の味方であろうとしている。
その一方、裏で謎の存在であるヒューリと繋がり、水面下である計画を進行させてもいる。目的は不明。一連の事件に関与しているかも不明。
白髪の少年を導く指針であり供物。来るべく日に奉げられる生贄。その意味を知る者はまだいない。
◇ハズミ Lv.54
本名:不明
性別:女
年齢:不明
武器:水晶付き手袋
二つ名:赤箒(消滅)
ギルド:≪七本箒≫-脱退
≪星の金貨≫-団員
本編のヒロイン、その二。明るく快活とした赤毛の少女。格好も黒のインナーに赤いジャケット、ホットパンツという活動的なモノである。
火系統特化型の魔法使いであり、火属性の魔法を使わせたら彼女に並ぶ者はいない。圧倒的な火力で敵を殲滅することを得意とするが、MP消費が激しいので長期戦には向いていないようだ。
よくも悪くも直情的な性格をしており、ときとして実力手段にでることも――大抵がヘキサ絡み――で問わない。
はじめはPKであるヘキサを敵視し、ことあるごとに突っかかっていたが、彼と行動を共にするようになったのを契機に、白髪の少年のことを手助けするようになる。彼女曰く、自分の兄を見ているようで放っておけない、とのこと。
現在は≪七本箒≫を脱退し、星の金貨の団員になっている。尚、≪七本箒≫を脱退の際、赤箒の二つ名を失ってしまっている。
◇ナハト Lv.60
本名:不明
性別:男
年齢:不明
武器:大鎌
二つ名:殺幻鬼
ギルド:≪仮面舞踏会≫-首領
常に飄々とした雰囲気を漂わせる仮面の道化師。仮面の効果か、電子音声じみた声色をしており、その声は陰鬱と歪んでいる。
非常に自分本位な性格で、自分の欲望に忠実。常に新しい刺激を求めて、仮想世界を徘徊している。
ある種の違和感に憑かれており、それを払拭しようと躍起になっている。元々≪仮面舞踏会≫もそのための手段に過ぎないのだが、どうやら結果のほうは芳しくないようだ。
ヘキサに対して強い執着心を見せ、彼が違和感を払拭する鍵になるのではと睨んでいる。
◇セラ Lv.60
本名:不明
性別:女
年齢:不明
武器:不明
二つ名:不明
ギルド:≪仮面舞踏会≫-副首領
自称、ナハトの相棒にして女房役。ナハトの違和感を知り、彼の求めるモノに興味が湧き、一緒に行動するようになる。
一対多数の戦闘を得意とする。
◇ヒューリ
本名:不明
性別:不明
年齢:不明
ギルド:不明
軽くてひょうきんな性格をした謎に満ちた人物。
現実/仮想の両方を跨ぎ、常識では考えられないことを平気で行っている。
ヘキサの身の周りで起きた事柄についてなにかを知っているようだが、それを誰かに語ることはない。
リグレットとは協力関係にあるらしい。
◇クライス
本名:不明
性別:男
年齢:不明
ギルド:≪暁の旅団≫-解散
眼鏡をかけた好青年でヘキサのよき理解者。元≪暁の旅団≫の副団長で、ヘキサを勧誘したのも彼である。≪暁の旅団≫時代は、団員の勧誘や他のギルドの交渉役を一手に引き受けており、団員の面倒見もよく信頼も扱った。いまはそのときに築いた情報網を駆使し、情報屋兼魔法薬屋を営んでいる。
◇カシス Lv.34
本名:不明
性別:女
年齢:不明
武器:細剣
二つ名:なし
ギルド:≪銀狼≫-団員
本編冒頭でヘキサが救った細剣使いの少女。第一印象の大人しいイメージとは裏腹に、本来の性格はヘキサ相手にも物怖じしない直情型の元気娘である。細剣使いとしての腕は悪くないのだが、直情型故の猪突猛進ぶりで突撃するため危うくミストの全損手前まで追い詰められてしまった。
とはいえ、基本性能は高いので、周りの状況を冷静に見れるようになれば、一皮剥けて化けるタイプでもある。
≪銀狼≫にはコネで入団したとは本人談である。
◇リト Lv.38
本名:不明
性別:男
年齢:不明
武器:片手剣
二つ名:なし
ギルド:不明
人懐っこい笑みを浮かべる黒髪の少年。敵への攻撃よりも仲間を守ることを重視した盾剣士。気弱な面もあるが、強い信念を持つ。その意志にはヘキサも目を見張るモノがあった。
◇カンナ Lv.50
本名:美杉 彩音
性別:女
年齢:17
武器:本
二つ名:氷結
ギルド:≪英雄譚委員会≫-委員長
杖ではなく本を使う水系統特化型の魔法使い。無表情でなにを考えているのか判りづらいが、決して冷たい人間ではない。仲間想いのいい娘で、ギルドメンバーの信頼も厚い。
『世界の真実』を追い求めるため≪英雄譚委員会≫に属しているが、実はシルクの先代――つまり元青箒である。当然、魔法使いとしての腕も一流で、水よりも氷属性の魔法を主としている。
◇ミフィル Lv.44(当時)
本名:不明
性別:女
年齢:不明
武器:短剣
二つ名:なし
ギルド:≪暁の旅団≫-解散
≪暁の旅団≫に所属していた金髪の少女。可愛らしい容姿をしているが、性格は我侭で自己中心的。欲しい物はなんでも手に入れないと気がすまない、非常に困ったお姫様。
意外にもレベルは高いのだが、それは彼女のファンにより一種のパワーレベリングの結果であり、彼女自身の腕は然程でもない。
≪暁の旅団≫解散後、引退したと思われていたが、実は現在もファンシーをプレイしているらしい。ナハトと面識があり、彼にヘキサへのメッセージを預けていた。
◇シルク Lv.52
本名:不明
性別:女
年齢:不明
武器:杖
二つ名:青箒
ギルド:≪七本箒≫-構成員
≪七本箒≫の一人にして唯一の癒し系。割と本気で。語尾を伸ばした間延びした口調をする青髪の少女。二つ名が示すとおり水系統特化型の魔法使いであり、その中でも氷よりも水の属性を得意としている。
同じ≪七本箒≫の中ではハズミと仲がいいようで、時折一緒に遊んだりしているようである。
◇ハウゼル Lv.56
本名:不明
性別:女
年齢:不明
武器:杖
二つ名:黒箒
ギルド:≪七本箒≫-長
ダークグレーのスーツに身を包んだ男装の麗人。黒の短髪に黒い瞳。右目の泣きボクロ。十字架を象った銀のピアスをしている。
副長のナイゼルの妹であり、姉をなによりも大事にしている。姉至上主義者であり、彼女に害をなす者は誰であろうと容赦しない。
闇系統特化型魔法使い。支援や防護よりも攻撃に傾倒していて、影を操る魔法を得意としている。
◇ナイゼル Lv.58
本名:不明
性別:女
年齢:不明
武器:杖
二つ名:白箒
ギルド:≪七本箒≫-副長
白い修道服を身に纏う、常に微笑を絶やさないおっとりとした印象の少女。金髪で胸元には銀の十字架をぶら下げている。
長のハウゼルの姉。妹の言動を窘めることはあっても、直接的には干渉したりしないと、行動原理が中々と謎だったりする。
光系統特化型魔法使い。光属性の魔法の大半は支援や補助に重点を置いているため、純粋な戦闘力は低い――はずなのだが、ネタスキル扱いの【白刃取り】を使いこなしてたり素手で近接プレイヤーをボコったりと、魔法使いのカテゴリーから色々な意味で逸脱している。
『一対一の対人戦』という前提条件の下なら、ファンシーでは最強を誇る。凡そ単体で彼女を害せるプレイヤーは存在しない。
毒色の魔女。百年の傍観者。≪仮面舞踏会≫首領ナハトに幻想武器を手渡し、彼のファンを自称している。
というワケで、一部での人物紹介でした。
ちなみに、この人物紹介は今後の展開によってフレキシブルに変更する可能性があります。ご了承ください。
あと、わかる方はわかったかも知れませんが、今回の更新で削除された章があります。理由は――まあ、ご想像の通り。流石に無茶が過ぎました。
……いや、諦めたわけではないんですけどね。時期早尚でした。
今後も更新は不規則になるとは思いますが、これからもよろしくお願いします。
あ、それと、ちょっと迷ったんですが、用語集ぽいモノも載せたほうがいいですか? 要望があれば作成しようと考えているのですが。
どうぞご意見をお聞かせください。