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そのトンネルは実際に存在した。

前連載しようとしたやつはあまりにも無計画すぎました、今度はちゃんとねって書きます。

弾丸列車。

それは戦前の日本で計画されていた、いわば新幹線である。

そのルートは東京から大阪・博多を経由して現在の韓国の釜山などを経由して満州国にいたるルートであった。

博多~釜山のルートは海をわたることになる、詳しい説明は省くがトンネルを掘ることになっていた。

このルートは今まで着工すらされていないと思われていた。

「おいおい嘘だろ・・・」

目の前にあったのは奥が見えないくらいに深いトンネルの入り口であった・・・


蔵の整理中に見つかったのは戦時中の資料、しかも新発見のものだ。

内容については現在の言葉に変換したもので以下のようになる


「博多~釜山間の索道建設開始から5年がたった、

唐津~壱岐島工区、唐津方の掘削約5キロメートル地点にて予定にない空間が現れた、

今、これを書いている今でも信じられないがその空間には天井がなく空が広がっていた

そして木々が生い茂っていた、まるで地上に出てきたようである。

しかし測量士による調査では約地下80Mである。しかも地図上では海の下である。

地上に出てきたわけでは決してない

それらのことを上に報告するとすぐに工事は中断された、そして陸軍にて調査団が送られた、

陸軍の調査は1ヶ月にも及んだ、そしてそれ以来トンネル出口付近は立入禁止になっている。

私にもこのことは他言無用と上から言われた、言ったら極刑だそうだ

それ以降何も進展がない工事から察するによっぽどなことがあったんだろう

しかし、私が思うにあの空間は日本にとって莫大な利益をもたらすと踏んでいる

あの索道を後世の誰かが調査して日本に利益をもたらしてくれると信じてこの手記を残したく思う」


にわかには信じられない話で、誰か聞いてもこんな与太話なんか信じないと思う。

この手記が出てきた蔵の持ち主も与太話と言って信じていなかった。

しかし、俺は与太話と思いつつも気になって一緒に入ってた地図の場所にいってみた。

すると冒頭のトンネルが見つかったわけだ。


「とりあえず明かりがないと怖いなぁ」

普通トンネルは明かりが付いているもので明るくなければ危険な上に・・・怖い

暗いものは怖い、消して怖がりなんかじゃないと強がってみる。

覚悟を決めて入ろうと思ったその時

「なんだこれ?」

トンネルの入口の横にあったのは真新しいフレームにスイッチが取り付けられ

スイッチの上には宝石のような物が取り付けられている謎の物体だった。

「何かのスイッチか?それにしても無駄に豪華なスイッチだな」

しかし、仮にこのスイッチがトンネルの照明用のスイッチとしても電気が来てるとは思えないから

と思いつつスイッチを操作すると

「え、えええええええ!?」

上についていた宝石が突然光りだした。そしてトンネル内を見ると・・・

「まじかよ・・・」

なんと照明がついていた。

それと同時にそのトンネルの実態をまじまじと見せつけていた。

「こりゃ徒歩じゃ無理だな、バイクで来てよかった」

そこには永遠につづくかと思われるような直線が延々と続くトンネルがあった。

俺はオフロードバイクでここに来ていた、長いトンネルなことは大体予想がついていたので徒歩では絶対大変なことになると思っていたからだ。

この予想は見事あたったわけだ。

「しかし、見事に劣化の様子がないな」

アーチ状になったトンネルの壁は半世紀以上たっているとは思えないほど綺麗であった

もしかしたらまだ誰かに管理されているのかもしれない、照明もついたしな。

俺はバイクのエンジンを始動し、トンネルの中へ入っていった。


まあ最初だからこんなもんで終わりにしときます。

次はそれなりに長くする予定です。

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