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監禁(文責:真実)

「家洲さんのそのやりたいことって何なんですか?」


・・・さっき私(真実)が地下室に送り込んだ二人の男の子の、多分どちらかだと思いますが、そういう声が聞こえてきました。


私は頑丈な木製の扉にもっと耳を押し付けます。

扉はぴくりともしなくて、一安心。

ひんやりとしてほっぺたが気持ちいい。


私のチャームポイントはこの柔らかいほっぺた。

彼氏にもよくふにふにされてきたっけ。

でも高校生になってふにふにしてくる男の子には警戒するようになりました。

嫌な…思い出があるからです。


男運が悪い、と言えるほど私に男性の経験はないけれど、私が初めて体を許した今の彼氏もやっぱり、いや、もしかしたら、一番ダメな男なんだと思います…

でもそんな彼を放っておくことは私にはできません。

それでつい彼を甘やかせてしまいます。

ダメな彼をもっとダメにしているのは私なのかもしれません…


扉の向こうでは、博士の助手だったという、私たちの追ってきた中年男性が、ひとりで、おそらく男の子たちにでしょう、何か語りかけていました。


そのターゲットの男性が「いずれ世界に平和が訪れるでしょう」というようなことを言ったとき、私は思わずハッとして、物音を立ててしまいました。


もうこうなったら、すで長い間悩んで、悩んで、気持ちの整理はきっぱりとつけていたはずなので、手に持った小型麻酔銃を強く握りしめ、ひと思いに扉を蹴り開けましたーーー





気が付くと、二人の男の子と、以前から私たちが追ってきましたターゲットは、壊れた人形のように乱れ様にテーブルに突っ伏して、すやすやと寝息を立てていました。


私が彼らを銃で撃ったのです。銃はあの名探偵コナ◯で使われているのとおよそ同じタイプのものです・・・藁


私の役目はこれで終わった…はずでした。

あとは彼氏にすべてを任せるだけでした。

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