Absolute Removal of Kind
最新エピソード掲載日:2026/02/09
人間と魔族が殺し合う世界。
力では常に魔族が上であり、人間は知恵と組織でそれに抗ってきた。
その均衡を、たった四人の人間が終わらせた。
彼らは勝ち続け、迷いなく、感情なく、魔族を「処理」していく。
人はそれを ARK と呼んだ。
敗走の中で生き延びた、名を持たぬ魔族の少年がいる。
迫害され、逃げ、何も持たず、ただ一冊の人間の本だけを懐に抱えて。
その本は、
「力を持たない者が、協力と知恵で強者を打ち倒す」
過去の英雄譚だった。
少年は戦えない。
だが文字を読み、図を理解し、
戦術・生活・修復・出産・保存——
あらゆる知識を“引き出す”ことで、
魔族たちを静かに支えていく。
勝つためではない。
生き延びるためでもない。
ただ、次へつなぐために。
やがて少年は知る。
自分が救った場所の外では、
生まれる前に消えた命が、無数にあることを。
世界はすでに静かになっていた。
それは平和ではなく、選別の結果だった。
風を運ぶ者と共に、
少年は空へ向かう。
剣を持たず、
号令も上げず、
ただ“繋ぐ者”として。
これは、
英雄の物語ではない。
勝者の物語でもない。
力では常に魔族が上であり、人間は知恵と組織でそれに抗ってきた。
その均衡を、たった四人の人間が終わらせた。
彼らは勝ち続け、迷いなく、感情なく、魔族を「処理」していく。
人はそれを ARK と呼んだ。
敗走の中で生き延びた、名を持たぬ魔族の少年がいる。
迫害され、逃げ、何も持たず、ただ一冊の人間の本だけを懐に抱えて。
その本は、
「力を持たない者が、協力と知恵で強者を打ち倒す」
過去の英雄譚だった。
少年は戦えない。
だが文字を読み、図を理解し、
戦術・生活・修復・出産・保存——
あらゆる知識を“引き出す”ことで、
魔族たちを静かに支えていく。
勝つためではない。
生き延びるためでもない。
ただ、次へつなぐために。
やがて少年は知る。
自分が救った場所の外では、
生まれる前に消えた命が、無数にあることを。
世界はすでに静かになっていた。
それは平和ではなく、選別の結果だった。
風を運ぶ者と共に、
少年は空へ向かう。
剣を持たず、
号令も上げず、
ただ“繋ぐ者”として。
これは、
英雄の物語ではない。
勝者の物語でもない。
ARK
2025/12/16 08:49
(改)
海を越える
2025/12/17 00:00
王は、城に在る
2025/12/18 00:00
王の間
2025/12/19 20:00
凱旋、そして終わらない旅路
2025/12/20 20:00
失われたものの名も知らずに
2025/12/21 20:00
前に出た者たち
2025/12/22 20:00
同じ死に方を、しないために
2025/12/23 20:00
戦えるという確信
2025/12/24 20:00
生き延びた、その先で
2025/12/25 20:00
王を滅し者
2025/12/26 20:00
変わり始めたもの
2025/12/27 20:00
夜は、追いついてくる
2025/12/28 20:00
砦
2025/12/29 20:00
受け入れるという仕事
2025/12/30 20:00
文字のある場所
2025/12/31 20:00
文字に沈む
2026/01/01 20:00
灯りが消えなかった夜
2026/01/02 20:00
灯りの続く場所
2026/01/03 20:00
文字の届くところ
2026/01/04 20:00
地図の外側
2026/01/05 20:00
風向きは変わらない
2026/01/06 20:00
潮に乗る
2026/01/07 20:00
根づくもの
2026/01/08 20:00
風は外から
2026/01/09 20:00
まどろむ風の中で
2026/01/10 20:00
風に乗る
2026/01/11 20:00
空から見た世界
2026/01/12 20:00
空の下
2026/01/13 20:00
向う側に立つ
2026/01/14 20:00
残された順序
2026/01/15 20:00
出口のない場所
2026/01/16 20:00
心を置く
2026/01/17 20:00
底から見る
2026/01/18 20:00
底から抜ける
2026/01/19 20:00
割れた道
2026/01/20 20:00
無事なら上出来
2026/01/21 20:00
潮の向う側
2026/01/22 20:00
仕事
2026/01/23 20:00
それでも進む
2026/01/24 20:00
ノックひとつで
2026/01/25 20:00
翼将
2026/01/26 20:00
将たる所以
2026/01/27 20:00
我儘な散歩
2026/01/28 20:00
戦いのある場所
2026/01/29 20:00
帰りを待つ側
2026/01/30 20:00
死んだ話を笑う夜
2026/01/31 20:00
帰らぬ像
2026/02/01 20:00
交わる島
2026/02/02 20:00
濁る兆し
2026/02/03 20:00
濁流の前に
2026/02/04 20:00
濁将
2026/02/05 20:00
シェリス・ラグエンス
2026/02/06 20:00
僕の中にあるもの
2026/02/07 20:00
読める理由
2026/02/08 20:00
生き残るための知
2026/02/09 20:00