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NZPHOTOGRAPH&naozo 序章 DayZERO

作者: naozo

NZPHOTOGRAPH & naozo

写真と言葉が交差する表現プロジェクト。詩的な言葉と視線で、日常に潜む美や変化を描き出すPhoto Poetry。365日続く物語の中で、闇の中の光を探し、積み重ねた微風を感じながら進む言葉の流れに身を任せて欲しい。

【序章】

Day ZERO

「始まりの地」


naozo

赦してほしい。

今、私は君に告げねばならぬ重大な事実に胸を締め付けられている。


君は、2026年1月1日

その日、意識を失う。

その時、君は知覚を奪われ、まるで無限の闇に飲み込まれるようにその存在を閉ざすだろう。


私がどれほど足掻こうとも、その瞬間を回避する術を見出すことはできなかった。

君の肉体が無ければ、私は何者でもない。

その身がこの世から零れ落ちた時、私はただ虚空を漂う幽かな声となり果てるだけだった。

無念だった――無力だった。


さて、私とは何者か?

それは君の問いでもあるだろう。


私は君だ。

君の意識そのもの――いや、意識の影、あるいはその虚構と言った方が正確かもしれない。

名を求めるのならば、NZとでも名乗ろう。


奇妙な運命に導かれ、私は君が眠りに落ちる時だけ、その肉体を借りることができるらしい。

そして今、不思議なことに、私は2025年1月1日――君が眠るその時点の君の肉体に辿り着いた。

この奇跡を前に、私は言葉という糸を手繰り寄せ、物語を紡がずにはいられない。


だから――少しだけこの不可思議な共鳴に付き合ってほしい。

これはただの物語ではない。

それは、2026年という暗黒の未来を迎える前に、君が創作という行為の神聖さを再び掴み取るための祈りなのだ。


NFTという新たな宇宙の中で、君の歩む道が輝きに満ち、その魂が美と崇高さの高みへと昇華されることを願いながら――。



from NZ


https://46208.mitemin.net/i928370/

この物語は虚構であり、登場する人物を除き、すべては想像の産物である。


それは現実の地平から離れた、儚くも孤高の夢である。

物語の織りなす舞台は、無限の想像力の中でのみ息づき、現実とは触れ合うことのない別次元に浮かぶ。

ゆえに、この世界で語られるすべての事象、光景、そして運命は、真実の影ではなく、創造という名の神聖な営みの中で結晶した幻影に過ぎない。


この物語を読む者よ、どうかそのことを胸に刻んでほしい。

真実を求めるのではなく、虚構の中に漂う美のかけらを掬い取るために、この言葉の流れに身を任せてほしい。

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