★銃器開発チーム意見交換スレ part39
★銃器開発チーム意見交換スレ part39
36:名無しの生産者
だからハンドガンじゃ魔獣相手にはどうやったって威力不足なんだって!
やっぱり砲身は長くしないとさ~。
37:名無しの生産者
銃に威力を期待すな。
銃の一番の魅力は取り回しと速射性や。
長物の良さは否定せんが、ハンドガンのスタイリッシュさには勝てんて。
38:名無しの生産者
ハンドガンは精々護身用でメインウェポンにはなんないだろ。
やっぱ銃と言えば狙撃銃か突撃銃が花形だよ。
39:名無しの生産者
弓や魔法で超遠距離狙撃が出来る化け物がおるこの世界で狙撃銃こそ役立たずやろ!
突撃銃かて魔獣や天使相手やと一発一発の威力不足で牽制程度にしかならんわい!
40:名無しの生産者
テメェは単に二丁拳銃スタイルやガンカタがやってみたいだけだろ!?
それこそ銃なんて使わずオカルトで近接武器の間合いを伸ばす工夫でもすればいいだけじゃねぇか!!
41:名無しの生産者
それやとカッコよくないやろ!?
42:名無しの生産者
ふざけんな! 旋空〇月はカッコいいだろうが!?
43:名無しの生産者
それはそう!!
でもハンドガンとブレードの二刀流も見たいねん!!
44:名無しの生産者
分かるけど!!
45:新人生産者
え~っと……何、この争い?
46:名無しの生産者
おっと、久しぶりの新人さんか。
確認するけど、君も銃器開発を志す同士という認識でいいね?
冷やかしは……まぁ、どうせ過疎って暇だしのんびりしていきなよ。
47:新人生産者
暇なんだ……?
いや、一応冷やかしじゃなくて本気で開発に加わりたいと思ってるんだけど。
48:名無しの生産者
おお、久しぶりの新人!
49:名無しの生産者
この板に来たってことは契約と基礎訓練は済ませたんだよね?
属性とスタイルは?
50:新人生産者
いきなり?
……火属性でスタイルはアームズだよ。
51:名無しの生産者
よっしゃ火属性きたぁぁぁぁっ!!
生産部門にくる奴は地属性ばっかでウンザリしとったんや!!(←地属性)
52:名無しの生産者
ていうか、アームズって?
初めて聞くスタイルだけど。
53:新人生産者
アームズは悪魔憑きと魔匠の中間みたいなスタイルで、身体の一部を武器化して戦うんだ。
俺は右腕を高熱を纏った鈍器に変化させてたんだけど、接近戦の適性が無くて(=合理爺に斬られて心が折れた)生産部門に配属された口。
54:名無しの生産者
ああ~(氷弓兵のスパルタで脱落)
55:名無しの生産者
御同輩(先端恐怖症なので)
56:名無しの生産者
>>53 ま、そんな卑下した言い方しなくてもいいよ。
皆だいたい最初は主人公っぽく戦う自分をイメージするもんだし、希望して生産に来た奴とか二割もいないんじゃないかな。
それでもやってくうちに遣り甲斐とかも見えてくるから、のんびり行こうよ(←斬られることが気持ちよくなっちゃって合理爺にキモイって飛ばされた)
57:新人生産者
ありがとう。
でも>>56、間違っても俺はお前の同類じゃねぇから!!
58:>>56
えぇ~……?
59:名無しの生産者
まぁまぁ、そうギスギスすんなや。
60:名無しの生産者
そうそう。数少ないお仲間なんやから、仲良くやってこうよ。
61:新人生産者
……それなんだけど。
さっきの様子だと銃器の開発って上手くいってないの?
銃器を使ってる奴とか見たことないから多分そうなんだろうなとは思ってたけど……そもそも人気がない感じ?
62:名無しの生産者
むぅ……難しい質問やな。
63:名無しの生産者
そもそもそういう質問をするなら、上手くいくいかないや人気の定義を明確にして欲しいところだねぃ。
64:新人生産者
>>63 いや、それ上手くいってなくて人気のない奴のセリフ。
65:名無しの生産者
いやいや、そう決めつけるもんやないで?
例えば……『上手くいく=銃器を製造する』と定義するなら、既にワイらは前世近代レベルの性能を持った銃器の製造には成功しとる。
オカルト技術を加味すれば、威力とか一部の性能では前世の銃器を上回っとるんやぞ。
66:新人生産者
マジで!? そこまで行ってたの!? 凄いじゃん!!
……でも、そこまで実現してるならどうして銃器が俺らの間で流通してないの?
67:名無しの生産者
そらお前……あれや。
68:名無しの生産者
……誰も使ってないわけじゃないんだよ?
聖女ちゃんとか富豪系転生者には試験運用をお願いしてるし。
69:新人生産者
いや、あの人たちは非戦闘員じゃん。
戦わない人にさせる試験運用って何さ?
70:名無しの生産者
そらお前……あれよ。
71:新人生産者
???
ひょっとしてまだ値段が高くて普段使い出来ないとか?
72:名無しの生産者
……まぁ、それもある。
でも他の武器と比べて極端に高いわけじゃないよ?
現状、ハンドガンタイプで本体がちょっと高価な魔剣の三倍ぐらい、銃弾が矢の一〇倍ぐらいかな。
73:新人生産者
う~ん……十分高いような、妥当なような。
でも現状でそれってことは、数が出回るようになれば値段も下げれるんじゃない?
74:名無しの生産者
まぁね。値段に関しては量産体制が整えば大分改善されると思うんだよ。
75:新人生産者
……値段に関して“は”?
76:名無しの生産者
う~ん……なんと説明したものか。
77:新人生産者
???
78:名無しの生産者
う~ん……
79:名無しの生産者
ええいっ! やめやめっ!
どうせバレるんやからハッキリ言えばええやろっ!
──あのな? ハッキリ言って銃器ってこっちじゃほとんど使いどころがないねん。
80:名無しの生産者
ああ~……
81:名無しの生産者
言っちゃった……
82:名無しの生産者
事実なんやからしゃぁないやろ!
現在地を認めんことには発展も成長も見込めんわい!!
83:新人生産者
えっと……使いどころがないってのはどういう……?
まだ性能が足りてないって──いや、さっき前世近代レベルの性能は実現してるって言ってたからそれは違うか。
84:名無しの生産者
そうだねぇ。
例えば新人君、他の武器と比較した銃器のメリットって何があるかな?
85:新人生産者
メリット?
えっと……射程と威力。
86:名無しの生産者
うんうん。でもそれ、こっちじゃ魔法でいいよね。
87:新人生産者
……引き金を引いただけで撃てる、訓練不要なこと。
88:名無しの生産者
速射、連射性に関しちゃ鍛えた弓兵や魔術師の方が上やな。
訓練不要で素人を兵士に変えられるっちゅうのは戦国モノや仮想戦記でよく聞くメリットやけど、そもそもワイらは戦えん連中を無理に戦わせようっちゅう組織やない。レベルが存在するこの世界じゃ、素人一〇〇人をそこそこ戦えるようにするより、一人の超人を作った方がよっぽど強いし効率がええからな。
89:新人生産者
やっぱレベルってあるんだ?
ゲームと違ってステータス画面とか見れないから、よく分かってないんだよね。
仕組みはゲームと同じでモンスターを倒せばいい感じ?
90:名無しの生産者
そうだね。
俺らはほとんどレベル上げしてないから実感はあまりないんだけど、強いマナを蓄えた存在を殺して、そのマナの一部を自分の中に取り込むことでレベルアップする仕組みらしいよ。
そうすることで存在の密度? みたいなのが上がってパワーアップするらしい。
レベルアップの恩恵は攻撃力とか防御力の向上が大きくて、スピードとかの向上は控えめらしいから、格闘技で階級を上げるイメージに近いのかも。
91:新人生産者
なるほど。
ということは、レベルが高い奴には前世近代レベルの銃じゃ通用しない?
92:名無しの生産者
せやな。ノーダメージとはいかんが、致命傷を与えるのは難しい。
所謂、念〇力者と銃の関係や。
93:名無しの生産者
あれはむしろ、意外と銃が通用して驚いた例じゃないか?
いやまぁ、イメージ的には近いけど。
94:新人生産者
ふんふん。
火薬で弾を打ち出す銃の仕組みじゃ射程と弾速はともかく威力に限界があるってことか。
ライフリングとか弾の形状とか殺傷力を高める工夫はもうしてるだろうし……弾に魔石を使うとかは?
95:名無しの生産者
…………
96:名無しの生産者
…………
97:名無しの生産者
…………
98:新人生産者
え? 俺何か変なこと言った?
99:名無しの生産者
いや、別におかしなことを言ったわけじゃないんだ。
俺らも同じことを考えたし、実際に聖女ちゃんたちに渡した試作品には魔石弾を採用してる。
100:名無しの生産者
ただこれも色々問題があってな。
101:新人生産者
問題?
102:名無しの生産者
まずそもそも弾を作るのが手間で、値段がめっちゃ高くなる。
暴発を避けて着弾の際に魔石が炸裂するように調整すんのがめんどくさいし、素材がめっちゃ高いんねん。
103:新人生産者
……まぁ、それはある程度仕方ないんじゃ。
104:名無しの生産者
うんうん。値段にさえ目を瞑ればある程度実戦で使える銃器はできるね。
金持ちや要人の護身用の道具としては十分だろうさ。
でも魔石を弾丸に使うとなるともっと根本的な効率の問題があってね。
105:新人生産者
効率?
106:名無しの生産者
そう。ぶっちゃけ一々銃で魔石を打ち出すぐらいなら、魔石から魔力を抽出して杖で撃ちだした方が威力も精度もずっと上なのさ。
107:新人生産者
実際、試してみたら純魔力を飛ばすだけでいい魔弾と比べて銃はエネルギーロスが倍近くあったんだ。
砲身の短いハンドガンタイプなんか三倍近い。
108:名無しの生産者
それならもう杖でええやろっちゅう話よ。
魔弾撃つだけなら使用難度は銃と変わらんしな。
実際、この仕組みは既に教授と親方ドワーフがワイらから引き継いで研究を進めとる。
109:名無しの生産者
なるほど。そういう意味で……ん?
それができるなら、銃で同じように魔弾を打ち出せばいいのでは?
110:名無しの生産者
…………
111:名無しの生産者
…………
112:名無しの生産者
…………
113:新人生産者
え? 何、この白けた雰囲気?
俺何か悪いこと言った?
114:名無しの生産者
いや……言いたいことは分かるよ?
リリカルな世界みたく、杖を銃の形に加工して魔力弾を撃ちだせってことでしょ?
115:名無しの生産者
その仕組みやったら例え弾丸となる魔石が尽きても、使用者本人の魔力を使って弾を撃つこともできる。応用の幅も広がってええことづくめや。
116:新人生産者
……でしょ?
117:名無しの生産者
せやけどな?
それ、銃やなくて銃の形した杖やんか?
118:新人生産者
…………
119:名無しの生産者
いや、形式にこだわらず使える武器ならそれでいいだろって意見は分かるし、これまで俺らもさんざん言われてきたよ?
でもね。俺らが作りたいのは銃なんだ。
火薬の臭いのしない、ただ魔力を飛ばすだけの“擬き”を、俺たちは銃と呼ぶつもりはない。
120:新人生産者
…………なるほど。
121:名無しの生産者
おお!?
122:名無しの生産者
いや、これは予想外の反応。
大抵の人はここで引いて魔導銃スレの方に移っちゃうからさぁ。
123:新人生産者
……いや、分かりますとも。
リリカルな銃擬きでは、画竜点睛を欠くというもの。
あんなものではデュークももっこりハンターも大泥棒三世の相棒だって満足させられませんよ!
124:名無しの生産者
そのとぉぉぉり!!
125:名無しの生産者
いやぁ、目出度い!
君は久しぶりの分かる男だ!!
126:名無しの生産者
それじゃ早速だけど、どのスタイルのガンアクションが好きか、資料を基に存分に語り合おうじゃ──




