(9)スリープモード
新しいPCを購入した。
四月から使ってるので、やっと三か月目。
――しかし。
驚くべき事象が発生した。
入力中にいきなり画面が落ちて(正確にはブルースクリーンというらしい)、再起動が掛かってしまったのだ。
――唖然。
データ保存とか「Ctrl+Alt+Del」とか考えてる余裕なし。
……あらまー。
ある程度のところでデータ保存してあって、助かった。
再起動で復旧して、その後は支障なく使用できている。
――それにしても。
PC使い始めて早数十年……なにしろ「98」時代から使っているいう年季の入ったPCユーザー(さすが昭和原人)だが、こんな余裕のないシャットダウンは人生初めて。
さすがに気になってネット検索してみた。
……どうやら、本エッセイ第2回「新しいPC」で書いた「スマホ化」が原因らしい。
PC高速化のため、最近のラップトップ(いわゆるノートパソコン)では、記憶媒体が従来のHDDから最新のSSD[Solid State Drive]にシフトしている。そして、これは、その性質上、いわゆる「スリープモード」に弱いのだという。
つまり、日常、何気にやってる「放置」こそが元凶である。
昔のデスクトップなら十分経つとスクリーンセーバーが……とかそんな設定をしていたところだが、今の時代はそんなの論外。起動が速いんだから、いちいち電源オフしなさい――と、こういう理屈。
……びっくりした。
今回、調べてみて、初めて、自分のPCがHDDでないことを知り、昭和原人は困惑している。
PC購入を検討されてるみなさま、スリープモードには要注意。
……ただし。
昭和原人が自分の知識だけで書いているので、正確ではない表現が含まれているかもしれない。
また、素人がざっくり調べただけでは、何を調べても、どこを調べても、ここに記載した内容に触れてはいるものの、それで決まりだと断定するサイトには出会えなかった。つまり、これ、あくまで一個人の感想。
……どうぞ、みなさま、自己責任の範囲でご検討くださいますよう。