(8)リンス
(2022/10/12)致命的なカン違いを修正しました。シャンプーとコンディショナー間違えるなんて、壊れてますね、私……。
「リンス」と言われて、ピンとくる昭和原人。
しかし、世の中では死語である。
シャンプーのあとで髪を整える頭髪用化粧材を、若者は「コンディショナー」と呼ぶ。
私の記憶がたしかなら……の世界になるが、某海外ブランドの日本進出のときに、「リンス」が「コンディショナー」に置き換わったような気がする。でも、今でも一部には「リンス」と表示されてる商品が存在するし、そんな明確な区分はないのかもしれない。
ただし、昭和原人としては。
確実に「コンディショナー」とは言い難い商品も存在する。
リンスでもコンディショナーでも、シャンプーのあと、直接、頭髪に馴染ませて使うのが一般的。
でも、かつては違っていた。
ボトルから原液をフタに取って、それを洗面器のお湯の中に入れて攪拌してから、そのお湯で頭髪を濯ぐ。
いったんフタに取るのは、適量を計るため。洗面器一杯のお湯に、フタ一杯分――的な。
昭和時代のこのような商品に、「コンディショナー」という名称は馴染まない。だって、まさに、まさに濯ぐのだもの。
このような使い分けをしているのは、私だけかもしれない。
……長編のほうでリンスのエピソードが出てきたので、記憶の彼方を思い出してみた次第。