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(6)ペットボトルのお茶

(2023/10/1)誤解を含む表現を補正しました。

 ほぼ毎日お世話になっている、ペットボトル。


 ――ポリエチレンテレフタレート。略してPET。


 高分子台頭の時代に、世界に、日本に、デビューした。……と思う。


 炭酸飲料から火が付き始めたが、それまでは、コロンと丸いダルマ型の瓶が全盛だった。その昔はレトロな瓶ボトルね。


 瓶ボトルはデポジット制で、代金に瓶代が入っていて、商店に瓶を返しにいくと十円とか返金してくれるシステム。ダルマ型はそういう仕組みではなかった。おそらく強度的に再利用は出来ない仕様だった(つまり脆かった)のだと思う。……昔すぎてさすがに覚えてない。


 自宅の冷蔵庫、数年前までのPET飲料ラインナップは、炭酸飲料8割、日本茶2割。コーヒーと紅茶はチルド容器入りのもの。


 ――そして、現在。


 日本茶9割、炭酸飲料1割。コーヒーはコンビニカフェに取って代わられ、紅茶は消失した。


 コーヒーと紅茶が様変わりした理由はひとつ。既製品は甘いから。コンビニのいれたてなら、自分で投入しなければノンシュガー。


 ……それにしても。


 わざわざオカネを出して商店でお水とかお茶を買う。


 ……昭和時代には、あり得ない行動様式である。


 お水は水道ひねれば出てくるし、お茶だってすぐに出来上がる。


 ……しかし、人間という生きものは、便利さに追従し、迎合するサガなのだろう。


 急須で日本茶をいれられない世代が増殖してきた。


 ――まあ、そうなるか。私ですらお茶はペットボトル。


 わりかし美味しいし、店頭でもラインナップが素晴らしい。私は渋めが好き。


 ――欲をいえば。


 ――玄米茶。


 実は好物だったりするが、市販のものはやはり薄い。


 そのうち、コーヒー専門店、紅茶専門店のように、「日本茶専門店」とか席巻するかもしれない。


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