(35)新しいPC(オフィス編)
オフィスで使っているPCが更新された。
それまで事務屋にはデスクトップが割り当てられていたのだが、今回からはノートPC。たしかに、パンデミックな世の中を経て、リモート会議やらテレワークやら普通になった令和のオフィスでは、デスクトップは使い勝手が悪いし、消費電力を喰うだけの木偶の坊に成り下がってしまったかもしれない。
……でもね。
算盤が現役だったころに入社した昭和原人は、課に一台しかなかった共用オフコン(オフィスコンピュータ)からひとり一台パソコン(パーソナルコンピュータ)貸与される時代になったときには、そりゃあ感動したものでしたよ。……まだ馬鹿デカいブラウン管ディスプレイだったけどね。
新しいノートPCは、……使い勝手が微妙。動作面ではちょっとしたことでカーソルが跳ねてしまうというのが困りもの。タッチパッドに無意識に触れてしまうらしいのだが、自宅ではずっとノートなのにさほど気にならない。やはり、ビジネスツール――本人が意識していないところで使いかたがハードなのかもしれない。
それ以上につらい、――というより悲しいのが、視覚面。
まず、物理的事情。ノートに移行したので、絶対的に画面が小さい。それまでの23.8インチワイド画面からA4サイズの14インチまで一気に縮小したので、見づらいことこのうえない。
次に、性能的事情。社内規格でオフィスソフトが上位互換されたタイミングだったのだが、……新しいバージョンでは、文字が細すぎて見えづらいー! 文字が小さくて見えないのとは違うんです、画素が繊細になりすぎたのか、文字が細くて見えづらいんです。……ああ、昔の16ドットとか24ドットの時代が懐かしいー!
最後に、致命的事情。――そうです、いわゆる老眼です。これ、一気に来ます。さらに、進行します。ああ無情。
……ひとつ救いは、会社がデュアルモニタも一緒に付けてくれたこと。
まだまだ慣れないものの、日々奮闘中。




