表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/36

(3)今ドキの研修

誤字修正しました。

 社畜なので、上から命じられれば従うしかない。


「研修に出ろ」というので、参加した。


 ……驚いた。


 昭和原人の意識の中では、研修といったら、どこぞの会議場に集まって、学校のように講師が参加者にレクチャーする……そんなイメージ。


 しかし、「密」を避けねばならないご時世のためか。


 フルリモート。


 テレワークの自宅または会社の会議室から各自ノートPCを繋いで、仮想空間で受講する。


 講師のレクチャーだけでなく、グループ討議もweb上の小部屋。


 えええっ……!?


 研修のグループ討議っていったら、テーブルをくっ付けて島にして、模造紙(いや、地方によっては「B紙」と呼んだほうが通りがよいか)広げて、極太マジックペンでキーキー書いて……そういうのじゃないか!?


 グループ討議はブレイクアウトルームで、意見・質問はチャットで、プレゼン資料は画面共有で一斉配信……!


 昭和原人、もう付いていけません。


 ……しかし、研修機関も商売なわけで。


 某web会議サービスアプリの使いかたからトラブルシューティングまで、ご丁寧に指導してくださる。


 研修テーマ以上に、仮想空間に慣れることに神経摩耗した。


 ……いや、昭和原人にいまさら研修なんて、たいへんありがたいことなのだが。


 でも。


 研修とは先行投資なわけで。


 会社的には、昭和原人よりも、もっと若手を鍛えたほうがよいのではないか――?


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ