転移?結構、地球が好きなんで
初投稿
事が起こったのは突然。
教室で朝の号令をしていた途中、突然天井に現れた
模様。魔法陣かな?そこへ吸い込まれるクラスメイト達。
「えっ?」
人間、本当に驚くとこうリアクションするのかと
自分で驚いた。
何故か俺は無事。
そりゃ廊下に居たからな
吸い込まれずに済んだ。
そして突然目の前に現れる文字。
【ステータス】
【トミタ・ケンジ♂】
【レベル1】
【力】20
【魔力】100
【防御】50
【スキル】
【経験値50倍】【適応力】【鑑定】
「なるほど、こりゃあれだ」
そして気付く、自分に起こった状況を。
「俺は異世界転移出来なかった奴、か」
いや、結構!俺は地球が好きなんでね!
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クラスメイトが異世界に飛ばされて1ヶ月
いやぁ苦労した。
ニュースに取り上げられ、マスコミにインタビューされる毎日、尾行されるは家で出待ちされたりはで
困りに困った!仕舞いには【〇✕高校集団誘拐事件】
とか報道されるし、このせいで転校せざるを得なかった。
「ふぁ〜眠い!」
それも時間が立ったら収まった。
某有名人が怪しい白い粉をやってくれたおかげだな
好きだったんだけどなぁ〜あの雪の女王が作った雪だるまの声好きだったし。
「トミタくん?サボり?」
俺が学校の屋上で居眠りをしていたらいつも起こしてくる生徒【井原恵】
転校して初めての友達だ
「やぁイバラさん、サボりって訳じゃないんだ
先生に雲の数を数えておいてって言われてね」
「ふふっ、じゃあ私も手伝いますね」
中々ユニークな人だ
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「では、気をつけて帰るように」
学校が終わり、生徒が帰る時間
疲れた疲れた!
「トミタさん、君は残って」
「え?あ、はい」
な、なんだぁ?サボりがバレたかっ?
皆が教室を出るのを待ち、恐る恐る先生に近寄る
「トミタさん、ここには慣れました?」
「え、まぁはい。友達も出来ましたし」
「それは良かった。それだけだ、気をつけて帰りなさい」
「はーい」
いい人だ。
さて・・・・・
今日は何を狩ろうか