俺氏、新チーム結成に立ち会う
いつも誤字脱字報告ありがとうございます。
めっちゃ助かります。
それと、作中に右翼と左翼の対立的な内容が出てきますが、国家的な動きの説明をしやすいので利用しているだけです。
個人的な政治的主張とか含ませていないので、書いた僕が想像もしていないような政治的主張を深読みしないようにお気を付けください。
たぶん、ドラゴン和明のスタンスが僕のスタンスに近いです(汗。
ドラゴン和明が、ふらふら飛びながらネッシードリームの後を追う。
数分飛ぶと、声の主が見えた。
いや、実はとっくに見えていた。だがデカすぎて気づいていなかったのだ。
空を飛んで見下ろすとわかった。
さっきからずーっと浅瀬が続いている。
それが、この声の主の体なのだと。
その浅瀬の先にまた島があるのだが、
いや、
島にみえるが、それが頭だとわかるのに少し時間が必要だった。
それほどに巨大。
島にしか見えない頭がしゃべった。
『来てくださり、ありがとうであります。自分が下手に動いたら皆さんを巻き込んでしまうのではと思い、こちらにお呼びしました。』
(でかい。)
まずは、それだけが感想として思い浮かぶ。
形状としてあえて表現すれば龍である。
巨大な蛇のような体に、怪獣のような頭、巨木のような角。
ドラゴン和明は、ドラゴン感覚でその大きさをはかる。
『おいおい、約2kmかよ。めちゃくちゃデカイな。』
ネッシードリームも目を丸くしている。
『ウチより大きいとか、ヤバイ。何かじわる。』
デカイ生物に囲まれているため、ドラゴン和明は自然と叫ぶようにツッコミを入れた。
『じわる程度とか!JKのメンタルどんだけじゃあああい!あとあんた、デカすぎるんじゃあああい!』
そのツッコミに、ネッシードリームは楽しそうにけらけら笑う。
『カズアキン、ないすツッコミ。ハジメンも見習ってほっしいわけよ、こういうところだぞ。』
そんな会話の中、影山は大声で巨大な頭に話しかける。
「すいません、私は高次元生命対策本部の影山早紀と言います。28才です。あなたは私たちの間では『リバイアサン』というコードネームで呼ばれています。そのあたりの話は聞いた事ありますか?」
巨大な頭は、申し訳なさそうに眉を下げた。
『おお、あなたは自分の言葉が分かるのでありますな!感激であります。自分は北条真紀子29才であります。死ぬ直前までは福岡基地所属の1等空尉でありました。』
影山はドラゴン和明の頭をプッシュするように身を乗り出す。
「ちょっと待ってください!もしかして元人間なんですか?」
『そうでありますよ。そちらのドラゴンさんや、ゴジラさんは違うのでありますか?』
ドラゴン和明はあきれ顔で。背中の影山に少し振り向く。
『影山~、前回俺は34才社畜リーマンって自己紹介したじゃん。ドリームちゃんもJKだし。薫さんも熊代さんも明らかに日本人名だし。今気づいたのかよ?』
「あれ、本当の自己紹介だったのですね・・・・。てっきり、いつものオフザケ発言かと思って聞き流していました。」
ちょっとヘコム影山。
そんな影山にお構いなしでリバイアサン真紀子は、嬉しそうに身をくねらせた。
『しかし嬉しいであります。誰も話す相手が居なくて、頭がおかしくなりそうでありましたので。』
ネッシードリームはそっと近づく。
『ウチは花山高校2年生だった17才の内海夢見。夢を見ると書いて「どりーむ」って読むの、可愛いっしょ。リバイアたんの事はマッキーって呼んでいい?』
『もちろん構わないであります。それでは自分はゴジラさんをドリーム殿とよばさせて頂いてよろしいでしょうか。』
『もちおけ。んじゃウチらは今から超MDね。んで、ウチの手に乗ってる陰キャのキワメンDTは、中根肇33才。よろちくび。』
『お、魔法使いでありますな。』
『ちょ、いきなりブチこんでくるとか、面白いかよwww。マッキー最高ww。』
『いま自分は誉められたのでありますよね、ありがとうであります。』
オーガ肇は、地団太を踏んで暴れる。
「拙者は聖なる体なだけでござる!面白くないでござるうううう!」
本来5メートルはある巨体のオーガ肇だが、ネッシードリームの掌の上ではおもちゃのように見える。
『哀れな・・・。』
ドラゴン和明は、思わずそう呟いてしまった。
前はもっと強そうだったのに。
影山はドラゴン和明の言葉に思わずうなずいた後、ハッとした顔になり見上げた。
「リバイアサンさん、そういえば一つ確認させてください!」
『ん?なんでありますか?』
「数日前に日本海沖で、潜水艦を3隻ほど打ち飛ばしましたよね。アレはなんででしょうか?」
すると、さも当然のように答えた。
『日本領海へ侵入した他国の潜水艦を叩きだしただけであります。こんな体になっても、自分の心は自衛官でありますから。』
オーガ肇が嬉しそうに立ち上がる。
「真紀子氏!拙者もそれは賛成であります。拙者も愛国心は強いほうでござるので。』
『おお、肇殿も理解してくれるでありますか!』
「もちろんでござる。」
影山も叫ぶ。
「私は公安出身ですので、オーガさんやリバイアサンさんの気持ちがよくわかります。ぜひ、私たちの代わりに大胆な活動を期待します!」
リバイアサン真紀子、オーガ肇、影山早紀の三人は、嬉しそうに頷きあった。
ちょっとこのノリについていけそうにないドラゴン和明は、これ以上化学反応がおきないように、影山を連れて離脱することにした。
『あ、じゃあ俺たちはこれで失礼するよ。なんかあったら叫んでくれよ。たぶん俺達なら聞き取れるから。じゃあ俺は帰るな。』
影山はドラゴン和明の背中でバタバタ暴れた。
「ちょと待ってくださいドラゴンさん!リバイアサンさんとはもう少し話がしたいのですが・・・」
影山の言葉を無視して、フェンリル薫とフェアリー熊代のところに飛び上がった。
背後で海の三人組が手を振る。
『カズアキン、またねええー。』
『ドラゴンさん、また会いに来てくださいであります。』
「まつでござるううう、拙者を地上に連れて戻るでござるううう!」
見送る3人に対して、爽やかな笑顔で手を振りつつ、その場をさる。
フェアリー熊代とフェンリル薫が待っている場所まで戻ってくると、
『急いでこの場所を離脱しよう。なんか右翼的な化学反応が起きそうだ。』
フェアリー熊代は苦笑いで了承した。
「聞こえておったよ。幻獣に生まれ変わった連中には、いろいろな奴が居るようじゃのう。」
そういいながら、ドラゴン和明とフェンリル薫の手を取り水移動で麻田邸に転移するのだった。
同じころ
北海道上空にて
そこでペガサスは、グリフォンと戦っていた。
白熱する空中戦。
その下で、巨大なマンモス『ベヒモス』が二人の戦いを見上げている。
先ほどまでグリフォンは、50メートルはあるベヒモスに攻撃をしていた。
しかし、まったく攻撃が通じず意気消沈。
その時にペガサスが来た。
するとグリフォンはメンタル復活。
ペガサスに攻撃開始。
そして今に至る。
グリフォンが接近を試みる。
ペガサスは、小回り良く飛び回りコツコツ攻撃を与えた。
一見一方的にペガサスが有利に見えるがそうではない。
ペガサスの攻撃はグリフォンに一切ダメージを与えていない。
それどころか、一発でも攻撃を食らえば勝敗が決するくらいにグリフォンの攻撃が強力なため、ギリギリだ。
グリフォンがペガサスに叫ぶ。
『逃げ回ってんじゃねー!さっさと叩き潰されろや。』
猛然と突っ込んでくるグリフォンを必死に回避したペガサス。
『馬鹿かお前!攻撃されて避けないわけないだろ。やめろよ、やーめーろーよー。』
『じゃあ負けを認めろ、馬野郎!』
『ま、負けで良いからもうやめろよ!』
その言葉に、やっとグリフォンは動きを止めた。
『よし!俺の勝ちだ!』
ペガサスは微妙に距離を取りながら、そんなグリフォンを観察する。
『ところで、なんで僕に攻撃してきたんだよ。』
すると、グリフォンはきょとんとする。
『は?そこに敵がいたからだけど?』
『僕が敵?なんでだよ。』
『モンスターがあらわれたら攻撃するもんだろ。俺TUEEEをするためには戦わなきゃな。』
『お前、何言ってるの?もしかしてバカなのか?』
そこで地上から大きな声が響いた。
『二人とも、喧嘩が終わったなら降りてきてくれないか?おっちゃん飛べないから。』
グリフォンとペガサスは、そこで地上にいるベヒモスの事を思い出す。
グリフォンはベヒモスの前に降り立った。
『デカイおっさん、あんたも強かったぜ。俺と引き分けたんだからな。』
ベヒモスは、あえて引き分けたという部分をスルーする。
ゆっくりした口調でグリフォンに語り掛けた。
『ところで、もしかして君も死んだら人間以外になってたクチかい?』
『おうよ。子犬を助けるためにトラックにひかれたら、この姿になっていたんだ。女神さまにも会ったぜ。』
『ほほー、それはそれは。』
グリフォンは軽く飛び上がり、ベヒモスの視線の高さに来る。
『で、マンモスのおっちゃんも死んだのか?』
『マンモスって私の事かな?そうだよ、おっちゃんも死んだらこの体になっちゃったんだ。どうやら君たちは、おっちゃんとお仲間のようだね。』
ペガサスが、恐る恐る空中から降りてきた。
『おっちゃん、僕らを攻撃してくる?』
『いやいや、そんな乱暴なことはしないよ。おっちゃんは内気な方だからね。』
その口調は、たしかに内気そうでゆっくりしたものだった。
その後、3人はしばらく話し込み、仲良くなるのだった。
保健所から犬をもらってきたら、その面倒で小説書く時間が激減してしまったす。
元野犬なんで全然懐いてくれないけど、吠えたり暴れたりしないから、東京で買うにはちょうどいいかも(汗。




