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僕とヒロインのベタな青春ストーリー  作者: 風翔
揺れ動く日常
7/19

3日目の転校生

話が少し短めかもしれません。

現在3日目のホームルーム中である。

今日も驚くことがおきた。

転校生がきたのだ。

なんと学校生活3日目でだ。3日目で転校生ってどんなだよ……。

もうそれは転校生と言うのか怪しい線だな。

それと妹に話すための話題も尽きないな。


「転校生を紹介する。今日から同じクラスになる。仲良くな。こっちだ」


その瞬間一人の女の子が教室に入ってきた。


「今日から朝日葉月高校の1年2組に転校しました。九条明音(くじょうあかね)です。どうぞよろしくお願いたしますわ。」


髪も目も透き通るような水色。

美人な人が多いなこの学校とおもいながら九条さんを見ていると目があった。僕はそのすき通る目に吸い込まれそうになった。なぜだろう。


「あと私は先に宣言しておきますわ。私は霧島竜、竜さんに結婚する約束をしたものですの。なので竜さん以外には興味はありませんので、そこだけは理解していただきたいとおもいますわ」


その瞬間クラス全員の男子の目が殺気を放っているようで怖かった。どうしよう気まずい……


「では東先生、約束通り竜さんの隣に行ってもよろしくて」

「あーなんだ。ちょっと譲ってあげてくれないか」


先生が頼みを受け入れると言うのが驚きだ。

それと約束とはなんなんだ。

ただ今言えることはややこしいことになりそうだということだな。

九条さんが僕の前にきて顔を近づけてきた。


「これからよろしくお願いしますわ。竜さん」


九条さんは耳元でささやくように言った。

耳に九条さんの吐息がかかりくすぐったかった。僕はその甘い声に聞き入ってしまいドキッとした。

九条さんはささやくとすぐ隣の席にすわった。

九条さんをみるとすごく嬉しそうに微笑んでいた。

隣は九条さん、後ろは真壁。大変なことになった……。

もう一度僕は頭の整理をした。そしてやっと一番重要なことに気づいた。


「結婚って言ってなかったか?」

「はい。そう言いましたわ。それが何か問題でもありまして?」

「こんなこそ言うのもなんだが約束した覚えがないぞ」

「無理もないですわ。昔の話ですこと。すぐ思い出しますわ」


うーん。そんなことあったっけ。やばい思い出せない……。


「きりっち、きりっち。きりっちもモテたんすね。」


真壁が煽ってきたがスルーした。

これは非常事態だ……。僕にモテ期が来たのである。僕の中学の頃は友達の数は片手で数えられるぐらいの数であり、その中で女の子は幼馴染の葵ぐらいなのだったのが……。

なんしか基本女の子と話すことすらなかったのである。


「親友のきりっちに彼女がいて俺、感激っす」


真壁がまた煽って来たがまたスルーした。

それよりどうしよう。妹になんと報告すれば……。お兄ちゃんのことを好きな子がいる?嘘でしょ。その子かわいそうだよ……。てかお兄ちゃんの妄想でしょ。など言われそうで怖い……。今日の朝やっと許してもらえたのにまた変態だと言われてしまう……。

言わなければいいだけの話だと思ったそこの君、なぜか妹は情報通だからすぐばれてしまうのだ……。


「きりっち、照れないでもいいっすよ」

「ちょっとは状況を察して静かにしろーーー」


叫んでしまった。みんながこっちを見てる。気まずい……


「きりっち。いきなりどうしたんすか?」

「竜さん。わたくしはそんな竜さんも好きですわ」

「どういうことやねん」


流れでツッコミをいれてしまった。


「うるさいぞ。静かにするのは霧島、お前だ」


先生もツッコミをいれてきた。


「あっ先生はただ怒っただけなのか」


勘違いだったようだ。


「きりっち、本当に大丈夫すか?」

「うん。多分ね……」


もうどうにでもなれと思った。


「転校生の話題で盛り上がっているところ悪いがもう一つ連絡があるから聞いとけよ」


教室が静寂になった。


「係や委員会を今週中に決めるから何をするかまた後でクラスの掲示板に貼ってある紙を参考にして決めとけよ。これは全員強制参加だからな。以上でホームルームを終わりとする。解散」


先生が教室から出ていくとすぐ九条さんの周りに人が集まった。


「九条さんはどこからきたの?」

「九条さん。さっき言ってた話は本当?」

「九条さんってなんで転校してきたの?」


色々な質問が飛びかっていた。転校生も大変だな……。まして可愛い子なら男子は必然的にほっとかないし……。


「自己紹介でも言いましたが、私は竜さん以外には興味がありませんので、皆さんお引き取り願いますわ」


九条さんは嘘を言っているような目ではなかった。僕には警告のようにもみえた。

そんなこと言われて聞く人はもちろんいるはずがなく周りには誰もいなくなった。

それでいいのかな。彼女の人生は僕が決めることじゃないけど……。と思いながら学校生活の初めての授業の準備をし始めた。




作品を読んでいただきありがとうございました。


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