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僕とヒロインのベタな青春ストーリー  作者: 風翔
第1章 日常
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緊迫のホームルーム

にぎやか、いや、僕にはうるさすぎる教室にドアを開けて入ると黒板には席は自由で待機と書いてあった。席は横が6席、縦が6席の36席であった。

横列の一番右で、縦の後ろから2列目の場所に座ることにした。

とりあえず出入りしやすい入り口の一番近くで、そしてそこから少し離れている場所、つまり交通量が少ないところ、と考えた時に必然的にここに決まったからである。

座ってひと段落がつくと待機と書かれてもな、と少し思いながらまずは周りを見渡した。ホームルームが始まる10分前であるからかほとんどの生徒が来ている様子であった。教室内はいろいろな人が口々に話す会話で溢れていた。

今日何で来たの?MN(電車の企業の名前)で来た!とか、家から何分かかるの?約15分ぐらいかな、などの話をしているように聞こえた。

僕には聞いて意味のあるようなことには思えなかった。

でも少し自分なりにこの話題のしている意味を考えた結果こう思った。多分友達を作るのに、必死なのだろうと。

高校デビューなどという言葉すらあるのだし。まぁそれは、僕の勝手な思い込みかもしれないが……

実際、


「同じ中学のやつじゃん」


などの会話が聞こえてくるが、親しければそんな会話の入り方にはならなかったはずである。つまり同じ中学にいたのにも関わらず、親しくなかったと考えるのが普通だろう。

教室内の会話内容はこんな感じだ。

ちょっとした雑談なんだが、友達が入らないと思っている人が無理してまで友達を作るのが必要なのかどうかと言うことである。

人は一人では生きていけないという言葉がある。それは真実だと思う。確かに、ご飯、服、電気などいろいろなことに対して人は一人では生きていけない。それは間接的であって

直接的というのならば限りなく0に近づくこともまたできると思う。

こんな言い方をするのはあれだが、僕は友達は量より質だと思っている。

そんな僕の勝手な意見を聞いてくれてありがとう。

いつも思うのだが人それぞれによって変わる意見についてを考えては時間の無駄と思っているのだがついつい考えてしまう。

それにしても、話す人がいないと言うのはこんなに退屈だったとは思わなかった。

いつも相手にしてくれる葵には感謝だな。

なぜこんな重たい話をしているのだと考えていた時、チャイムが鳴り先生らしき人が入ってきた。


「おい、お前ら座れ」


瞬く間に教室は静寂となった。


「今日から、1年2組の担任に配属された東洋一(あずまよういち)だ、1年間よろしく。時間が差し迫っている関係上挨拶はこれくらいにして、早速、出席確認をする。名前を言われたら返事しろよ」


洋一先生は結構イケメンでこんなところはアニメとちがっていいものをなどと考えていると

主席確認が始まったのだが、僕は霧島なので比較的早く呼ばれた。

生徒が呼ばれては返事というのがしばらくの間続いていた。


「あれ?一人足りないぞ。真壁(まかべ)真壁駿(まかべしゅん)はいるか?」


何も返事がなかった。と、その時


「ちょっとまったっす」


と大きな声と同時にドアが開いた。


「自分、自分が真壁っす!」


よほど急いで来たのか息が上がっていた。


「遅刻とはどういうことだ!どういう理由があれば初日からおくれてくることができるのだ?」

「自分が遅れた理由はMNに問題があったと思うっす」

「そういうことなら、早く言え。職員室で遅延証明書を出してこい。あと年上には敬語を使え!」


駿は東先生の威圧を気にすることもなく、平然としていた。


「そんなの持ってないっすよ」


東先生は少し驚いた様子だった。少し考えていたことと違ったみたいだ。


「なら、なんなんだ」

「そんなの決まっているじゃないっすか。マジで寝坊(MN)っすよ。いや〜参ったっすよ。一瞬(いっしゅん)でくるつもりだったんですけど。駿(しゅん)だけに」


その瞬間この教室は音という概念を忘れたかのようであり、この教室に寒気がはしった。




この自分が書いた小説を

楽しんでいただけたら幸いです。

読んでいただきありがとうございます。


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