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僕とヒロインのベタな青春ストーリー  作者: 風翔
揺れ動く日常
11/19

九条さんの解釈は少し曲がっている。

だいぶ短いと思います。

投稿が遅くなってすいません。


「おじゃまします」


そう言い僕は九条さんの家に入った。

昔ながらの木造建築で見た感じでは最近建てられていると思うぐらいとても綺麗だった。


「広いな」

「これが普通ではありませんの?」

「僕の家なんてこの屋敷の20分の1の広さもないよ」

「その代わり地下に部屋がたくさんあるのではなくて?」

九条さんは不思議な目で見つめてきた。

顔の表情から説得させるのは無理そうなのでその話はこのくらいにしておいた。


「廊下をまっすぐ行った先の部屋で待っててくださいまし」


僕は言われた通りまっすぐ進み指定された部屋に入った。


「広すぎて部屋っていう言葉を使うのを間違えてないかな……」


実際僕が入った部屋は家の一階の部屋すべてに相当するぐらいの広さだった。

それにしても困った。こういうときどこに座ればいいのかな……

さすがに部屋の真ん中は変だし端っこにいてもね。

広い部屋はあまり好きじゃないな。落ち着かない。


「お待たせいたしましたわ」


九条さんが部屋に入ってきた。純白のワンピースのチャールストン・ドレスをまとっていた。天使が降りてきた。僕には羽が見えた気がした。


「すっごく似合ってる」


思わず声に出してしまった。


「ありがとうございます」


九条は顔に笑みを浮かべ真っ赤になりながらもワンピースの裾を持ちお辞儀をした。


「でも少し以外かな。九条さんは着物でも着てくるのかなとおもっていたよ」

「そうおっしゃるなら着物に変えてきますわ。このワンピースは寝巻きですの」

「その服で大丈夫だよ」


これ以上この部屋でいるのもつらいしな。

なぜ寝巻きに着替えたんだ。今はそんなことよりも九条さんの健康でスベスベで柔らかそうな太ももが顔をだしている。目のやり場に困るがワンピース姿の九条さんは貴重だからな。このままにしておこう。


「今から竜さんには目隠しをしてもらいますわ」

「えっ?」

「理由は秘密ですわ」


なんか目が怖いんだけど。きっと大丈夫だよね。

目隠しをして少しの距離を歩いた。


「止まっていいですわよ」


1分ぐらい歩いているかいないかぐらいのタイミングで九条さんによる停止命令が出された。


「目を開けてくださいまし」


九条さんが言うと従い目を開けた。

するとベットのようなものが見えた。


「ここはどこなんだ」

「わたくしの自室ですわ」


僕なんかが入ってよかったのかな。

涼を除くと初めて女の子の部屋に入った初心者の感想だがこんなものなのかな。女の子の部屋というのは……

棚には勉強だけでなく作法、ピアノ、お茶、そろばんと把握しきれないぐらいの数の本が並べられていた。

他にはタンスがあってその三つ以外は何もなかった。


「そのタンスは?」

「わたくしの服が入っておりますわ。竜さんはまさかわたくしの下着の場所を確認したかったのですの?」

「いや、なんでそう言う解釈になるだよ」


九条さんはまた不思議そう目でこっちを見てきた。


「それでしたら普通に持って帰ってもよろしくてよ」


九条さんは下を向いていた僕に意地悪そうに覗き込んできた。顔が近い……


「本当に持って帰ってもらってもいいですわよ」


九条さんは耳元でささやいた。

本当に心臓に悪いね。

そろそろ本題に入ろうかな


「九条さん、昔あったことについて教えてくれないかな。なんで僕のことが好きなの?」

「竜さんは、やはり思い出せないのですわね……」


九条さんは悲しそうでとても肩が震えていたが何か決心したみたいで話を語ってくれた。



また次の投稿でお会いしましょう。

読んでいただきありがとうございます。



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