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詩生活  作者: 橋本洋一
97/100

刻んだ思い

もうこの学校ともお別れ

みんな泣いてたな

楽しかった三年間終わって

一人離れて校庭


大きなけやきの木

木肌を撫でる

ざらっとしてる


そこで気づいたの

誰にも見えないようにと

刻まれた名前

私の名前だ


誰が刻んだの?

大きなハートマーク

相手の名前はない


恥ずかしがり屋さんね

見覚えのある文字だから

すぐに彼だって分かったの

早く告白して欲しいのよ

もうすぐ校舎を出てしまうわ


片想いだとばかり思ってたのに

最後の最後で嬉しいなあ

彼の姿が見えて来たわ

クラスメートと一緒だった

その輪に飛び込む


送別会まで聞かないでおくわ

あなたから告白してよ

もしも勇気が無ければ

手だけでも握ってね

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