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あなたの音色とあなたへの想い
一人一人に与えられた音
あなたの音色を聞かせてよ
言葉を伝えて想いを乗せて
素敵な音が聞きたい
ドクドクと高鳴る心臓
緊張というよりも興奮
真っ黒な髪をたなびかせて
月夜に捧げる幻想曲を奏でよう
聞こえなくなるのを恐れて
僕は永遠を生きてみたかった
あなたの音を聞きながら
傍に寄り添いながら
あなたの音色が思い出せない
幾年も生きてしまったから
あなたの声も形も久遠の果て
生きていくことのツラさを噛み締める
あなたを忘れられたら幸せ
そう想うのは間違い
あなたを想い続けたい
それが幸せなんだろう




