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幾年考えても星たちの答えは見つからない
あれから幾年過ぎて
夜空を見つめていたけど
星たちは変わらずに輝いて
相変わらず見下ろしている
心に残るあの夜もそうだった
友達と別れて家路に着く
悲しいほどまばゆい星たち
美しさに眼がくらんだ
ああ、僕はいつまで生きるの?
ああ、僕はどこまで旅するの?
目的もなく歩むのは
流石に途方もない
銀河の中に溶けてしまいたい
星の輝きの一助になれば
空に零れる一筋の涙
泣いたのは誰でしょう
真っ赤な月に吼えたい
ここに僕は居るって
幾年見上げてきたけど
未だに答えはない




