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貴女にとっての幸せは僕にとっての不幸せだった
貴女がここに居たことは
無意味にできることじゃなくて
貴女が居なくなったことは
無価値にできることじゃない
夢を叶えるために
希望の地へ向かう貴女
それが幸せになるためなのか
僕にとっては不幸せだった
終われない人生と
終わらない世界の均衡
それを崩すのは一体誰?
貴女じゃないことは確か
別れの日のこと
僕は真っ赤な嘘を吐いた
本当は止めたかった
本当に貴女が大好きだった
貴女にとっての幸せは
僕にとっての不幸せだった
貴女も分かっていたはず
僕は分かりきっていた




