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プロローグ
君はこの香ばしさに耐えきれるのか!?
俺は、御多福 奏亮、探偵だ。燃えるような暑いこの夏、俺はある事件を追い、夏祭りに来ていた。余談だが、焼きそばに目がない。熱々の麺、香ばしいソースの香り、紅ショウガのハーモーニーが食欲を誘う。
「奏亮くん、歯に青のりついてるよ。」
おっといけねえ、こいつは焼きそばを全て食した人間にだけ与えられる青のりさ。人呼んで青のりマイスター奏亮!!!!気軽に奏亮って呼んでくれよな!!!
そしてこいつは、俺の幼馴染の青田のり子。海苔のような綺麗な黒髪を持つ女だ。
大好物の焼きそばを持った俺は、犯人の持っていた焼きそばの香ばしい匂いに誘われ、迂闊にも犯人に近寄ってしまった。背後からお湯をかけられ、気を失ってしまった俺は、気がついたら、違う世界に飛ばされていた。そう、大好物の焼きそばを片手に……。
そして始まる、俺のハッピー焼きそばライフ!!!
読んでくださりありがとうございました!和風総本家からヒントを得て書きました!