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2.悪魔の目覚め
私は目を閉じ意識を一点に集め全身の力を抜き眠りにつこうそう思った
「何故、お前は寝るんだ」
この言葉で意識を解き放つ瞬間に目が冴えてしまった
「夜だから寝るんだ」
夜は悪魔の動きが活発になるときだヒルリリンは昔そのようなことを言っていた
私には関係のない事だ私は悪魔に心臓を渡しているだけだ
だが、私の生命は今も一刻一刻と削られている
本来の悪魔は生死に関わる時に目覚めるものだ
しかし、私の悪魔はそれを知らずに目を醒ましている
私の悪魔は死神でもあるのだ