17.宿敵-1
金額交渉を済ませた後、ジャッキールは前金の金貨を受け取った。
ちゃりんと音を鳴らせ、彼は指でそれをもてあそびながら、話の続きを聞いていた。
リーフィのいる酒場近くの路地。ジャッキールにとってはよく見知った場所だった。さすがに追っ手はきていないようだった。
まだ少なかった見張りをなぎ倒して強行突破し、彼らはここまで逃げてきたのだったが、そこでそのまま金額交渉と詳しい話をきいていたのだ。
「ちッ、もっと負けろよ、昔のよしみだろう。エーリッヒ、意外にお前もがめつくなったな」
恨めしげにいうジュバに、ジャッキールはにっと笑う。
「それは心外だ。逃亡を手助けしてやった上、逃亡先まで紹介してやろうというのだ。それぐらいが相場だろう? 第一、無一文にしたわけではあるまい。恨み言を言われる筋合いはないな」
「そのかわり情報をくれてやっただろう」
「ちゃんとそのあたりは考えた金額にしたつもりだがな。俺も何かと経費がかかるのだ。悪く思うな」
ジャッキールは、にやにやと笑う。ジェバは肩をすくめ、そっと小声になった。
「しかし、ずいぶん楽しい話をきかせてやったじゃあねえか。お前の好きそうな不穏な話をたんまりとよ?」
「ああ、まあな。楽しくて背筋が凍りそうな話だ」
口でそういう割には、ジャッキールがあまり喜ばしそうな顔でなさそうだった。むしろ、少し不機嫌そうな表情である。ジェバは意外そうに言う。
「お前なら、こういう話を聞くと飛びつくと思ったがな。暗殺計画には一度乗った身だろう。しとめそこなった相手をしとめようとは思わないのか? お前らしくもない」
「少々、事情があってな」
ジャッキールは苦笑する。まさか、その暗殺対象に深く関わりすぎて、少々思い入れができてしまったなどとはいえない。
「一度、暗殺計画ではひどい目にあっているので、あまり関わりたくないのだ。高見の見物をさせてもらおう」
「へえ。そいつぁ悠長なことだな」
ジュバは、ふと何か思いついたらしく、にっと唇の端をゆがめた。
「だが、この話をきいても、そんなツラでいられるかい?」
む、とジャッキールが、ジュバの顔を見る。ジュバは面白そうな顔になっていた。
「敵方にはサギッタリウスが雇われているんだぜ」
「何?」
ジャッキールが、あからさまに表情をゆがめた。
「サギッタリウスだと! まさかヤツが?」
思ったとおりに反応するジャッキールに満足して、ジュバはにやにやし始める。
「お前は先ほど、面が割れなかった、自分を知っているものがいなかったといったではないか!」
「ふん、お前は俺より奴の性格を良く知っているだろう? 奴は俺のことを知っていても、べらべらと喋らんよ。だから素性が割れなかったのさ」
「確かに、な」
ジャッキールは、何か難しい顔になっていた。
「奴が、この国に来ているとは初耳だ。奴はリオルダーナにいるのではなかったのか。故郷で貴族に返り咲ける資格はあったはずだが」
「あの男はとっくに故郷を捨てているよ。今でも流れ者の傭兵さ。あの男ほど気ままな旅をしている男もそういないぜ」
ジュバは、思い出したように言った。
「そうだ、奴は、まだお前を探している様子だったがな。皆が死んでいるといっても、信じていない風だった。エーリッヒはあれぐらいで死ぬわけがない。必ずどこかに潜んでいる、ってさ。まあ、今のお前の元気な様子を見ていると、奴の勘はさすがといったところかな」
ジュバは、腕組みして彼を見上げた。
「お前とサギッタリウスは、今でも宿敵らしいな。その反応じゃ……。お前がムキになるのは珍しいからな」
ジャッキールは、返事をしなかった。彼は眉根を寄せて、なにやら考えこむ様子になっていた。
「まさか、貴様と同じ雇い主に雇われているのか、奴は」
「そのとおりさ。そりゃあ、奴ほど暗殺に向く男もいやしないだろう。奴はなにせ、百発百中の弓矢の名手なんだからな。そんなことは、お前の方が嫌というほど知っているだろう」
「うむ、まあ、な」
そっと声をひそめながら、ジュバは続ける。
「それに、あの男は、本当かどうかはしらねえが、東方遠征の時にシャルル=ダ・フールを射ち落したっていううわさもあるぐらいだからよ。遺恨もあるからちょうどいいんだろう。しとめそこなった相手を殺せるチャンスさ。あの男にとっても美味しい仕事だぜ」
「あ、ああ。そうだ、そうだったな」
ジャッキールは、ますます眉をひそめた。なにやら思いつめたような顔で何かを考えているジャッキールだったが、ふと顔を上げた。
「まさか、雇い主は、そのことを知っていて奴を雇ったのか?」
「さあな、だが知ってるんじゃねえかい? あの男は自分でそういうことを吹聴するような性格じゃあないが、周りからきいているだろうよ」
「それはまずい……」
ジャッキールは、反射的にぼそりと呟く。
「なんだって?」
「い、いや、なんでもない」
聞きとがめたらしいジュバに、ジャッキールは、慌ててごまかすように笑った。そして、ふと話を変えた。
「しかし、奴とて成功したら消されるとわかっているのではないか。あの男は考えナシの大馬鹿だが、勘は鋭いはず。さすがに消されるとわかっていて仕事に乗るか?」
「ああ、奴もそれぐらいのことは気づいているさ。だが、俺が下りたことも知っているよ」
「では何故?」
「一応下りる時に、顔なじみのよしみだから、そういう話はしたんだぜ。だが、奴はなんと言ったと思う?」
ジャッキールは、無言でジュバを凝視している。
「『以前射抜き損ねた男を殺す機会は早々ない。相手が今は国王になっているとしたら、なおさらのことだ。この機会を逃す手はない。神が与えた好機といえるだろう。だから、俺は、すべてが終わった後、報酬をもらう前に抜け出すつもりだ。それで俺が死んだとしても、それは神の思し召しだということだ』ってさ」
ふ、とジュバは笑った。
「だが、アイツにとっては、本当に神の思し召しかな。おかげで、サギッタリウスはお前に会えそうだぜ、エーリッヒ」
「ふん、俺はあんな単細胞馬鹿の髭男に会いたくもない。どこぞで野垂れ死んでいればよかったものを!」
ジャッキールは、あからさまに不機嫌そうに言い捨てる。その妙にむきになっている姿がものめずらしいらしく、ジュバは、なにやら面白そうににやついていた。
「そんなことより、もう一度確認するが、雇い主は、その女で間違いないのだな?」
「間違いない。それに、シャルルが死んでくれて一番嬉しいのはあの女だろうさ。血のつながりのねえ息子だし、元から仲が悪いといううわさだぜ? 大体、シャルルを王だと認めたくないっていうんで、いまだに『王妃』を名乗っているっていう話だろ、あの女狐は」
ジュバは、忌々しげに言った。
「第一、レンク・シャーの奴が募集をかけていたんだぜ。あの野郎は、内乱の時に大分あの女狐の言うことを聞いて暗殺を手がけているし、女狐とズブズブの関係なのは有名な話よ」
ふむ、とジャッキールは唸った。
(よりによって、もっとも敵に回したくない男がついたものだな)
まだ、目の前のジュバならどうにか対処はできた。確かに腕は立つし、まともに相手をするとそれなりに厄介だが、彼ならシャー本人でもあしらうことはできよう。
だが、サギッタリウスとの二つ名で呼ばれる男は、ジャッキールと本気で戦って勝負がつかなかった男なのである。今でも本気で戦って勝てるかどうかはわからない。自分でもそうなのだから、シャーが相手でも同じようなものだ。
(しかも、戦場で、確かにヤツを射落としたのはサギッタリウス本人。それは俺が目撃しているから間違いない。射ち落されたヤツは、あいつの顔を知るまいが、さすがに瀕死の重傷を負わされたのだから、それなりに恐怖心はあるだろう)
それよりも厄介なのは、サギッタリウスが標的の顔を覚えている可能性があるということだった。そのときの「彼」は、青い兜を目深に被った少年で、今の彼とは雰囲気は多少は違ってはいる。が、ジャッキールも彼の姿を見て、あの時の青い兜の少年であると気づいたのだ。
狙った獲物は必ず仕留める。それが彼の知るサギッタリウスだった。ジュバが言ったとおり、彼が逃した獲物は数少ない。その筆頭が自分であり、そして、あの時青い兜を被って指揮をしていたザファルバーン側の将軍、――つまり現在のシャルル=ダ・フールと言われている王子だったのだ。
その王子の正体を、果たしてヤツは見抜けるだろうか。
ジャッキールは、あの男の鋭い眼光を思い出した。
(ヤツが雇われているとしたら、間違いなく、近いうちに狙撃事件が起こる――)
彼はそう確信した。
「王妃サッピア」
一番厄介な女に、一番敵に回したくない男がついている。その事実は、ジャッキールに、重くのしかかっていた。何か不穏な予感が、彼を珍しくじりじりとした気分にさせていた。
*
ジャッキールが、酒場を訪れた時は、リーフィは休憩なのかシャーの側にはいなかった。酒場の中もがらんとしており、数名の客がぼんやりと昼下がりを過ごしている様子だった。
シャーも、眠たそうに机の上にだらりと頭を垂れている。
「やはり、ここにいたのか」
最初に訪れた場所で、早々に彼を発見できたのはよかったが、シャーはもういつものシャーらしい。ちょいと顎をあげて、例の三白眼でジャッキールをみやるとにんまりと笑う。
「あら、ダンナ。いらっしゃい~!」
その顔を見ると、ジャッキールは、なんとなく今までの心配が馬鹿馬鹿しくなるような気がした。これだけ心配をかけさせておいて、このいい加減な顔を見たときの腹立たしさをどうすればよいのだろう。
ジャッキールは、何となく理不尽な気持ちをおさえながら、一言言った。
「元気そうだな」
「おかげ様でねえ~。いやあ、ダンナには世話になったね~」
顔がにやけているところをみると、どうやらうまくいっているのだろう。この男はちょっとするとすぐに機嫌が直るのだ。
「リーフィさんは?」
「んー、今厨房の方でお仕事と休憩しているみたいよ? なあに、リーフィちゃんに用があるの?」
「いや、俺は貴様に用があってきた」
ジャッキールは、シャーの向かいにどっかと座ると、懐から紙切れを差し出してシャーの方に投げやった。
「ナニコレ?」
「蝙蝠から伝言だ。貴様に伝えてくれとな」
「蝙蝠? ああねえ」
シャーの表情が少しだけ曇った。大体の事情はわかっているのだろう。紙切れを開いてなにやら難しい顔をしている彼に、ジャッキールはため息交じりに言う。
「事情は大体きいているが、そういう状態では、貴様、こんなところで遊んでいる場合ではないのではないのか」
「それはそうなんだけどさ。証拠がないのに踏み込めないんだよ。いや、証拠があっても踏み込めない相手なんだよ、コレが。オレに出来るのは、自衛策を張り巡らせることだけさ。まあ、そういうのは、オレが指示しなくてもさくさくあっちでしてくれているんだけどね」
シャーは、眉根をひそめた。
「第一、オレが絡むとシャレになんねえからさあ。なるべく直接関わらないようにしてるんだよ」
「洒落にならんとは?」
「余計な血を見そうになるから」
シャーは、少しぶっきらぼうな言い方になった。
「オレはあのヒトとは、相性が悪すぎてね。オレは女のコ……、いや、あれはおばちゃんだけど、とにかく女性にゃ手を上げない主義なんだけど、我慢できなくなったらいけないから、さ。ガキのころ、あのババアに皮肉言っただけで、ものすごい騒ぎになったことがあってね。今はそのときより恨みが深いから、関わらないほうがいいんだよ。オレも、かっとなったら何しでかすかわかんねえし。親とか兄弟多いとこういうとき大変だぜ」
シャーは、物憂げにため息をついた。
「それこそ、こういう話はハダートとかそういうひとに任せてるんだ」
ふむ、とジャッキールは頷く。
「まあ、諸事情あるなら仕方がないが、お前も十分に気をつけたほうがいいぞ。相手はどんなものを雇ってくるかわからん」
「まあね。とはいえ、アレよ。オレの場合、あのおばちゃんにオレがここにいることは案外バレてなくってねえ。むしろここにいる方が安全な面もあってさあ。オレってほら、一般人に溶けこんじゃう方だから、見分けがつかなくなるらしいんだよねえ。何気にオレの顔知ってる人も少ないし」
「まあ、どこにいっても現地民に見えるのは間違いないな」
ジャッキールが、呆れ気味にそう呟く。
「だが、狙撃などにも十分注意しておいた方がいい。もし、顔が知られていると大変だからな」
「わかってますって。一応、これでも気をつけてるのよん」
シャーといえば、昼寝中の猫のような姿勢で、ごろごろしながらそう答える。コイツ、本当にわかっているのだろうな。といいたいのを我慢して、ジャッキールは、それはそうと、と話を変えた。
「実は俺のほうからも蝙蝠に話したいことができてな。ヤツに会いたい」
シャーは、目を丸くして、意外そうな顔つきになった。
「え? あいつに会いたいの? いるかどうかわかんないけど、お屋敷にいきゃあ捕まるよ? 屋敷ぐらいわかんでしょ?」
「俺のような人間がいきなり訪れても会ってくれんだろう。不審すぎるだろうが」
そうねえ、とシャーは相槌をうちながら、あ、と声を上げた。
「ああ、それじゃ、オレの紹介状を持っていきゃいいよ」
シャーは、そういうと店においてあるペンを拝借して、紙切れになにやら走らせる。彼にしては珍しく丁寧に何か書いている様子に、ジャッキールが興味深げに目をやっていると、シャーは、ほれ、と彼に紙切れを渡した。
「これをもってけば、屋敷は通れるよ、多分」
「ふむ」
と、ジャッキールは、紙を覗き込む。そこには、紋様のようなものが書かれていた。よく見ると、文字を派手に崩して紋様のような形にしてあるようだった。
「花押だな」
ジャッキールも、この国でそうしたサインが公的に使われていることを知っているので、頷いて綺麗に折りたたもうとしたが、シャーが、ふとにやつきながら一言言った。
「あ、いっとくけど、それ、悪用しないでね。シャレになんないから」
「シャレにならんだと?」
眉をひそめるジャッキールに、シャーは、そっと声を潜めつつ、口の側に手を立てながら告げた。
「そのサイン、勅命用なワケ。数少ないオレが直接出す命令書に書いてあるサインってわけよ。そんなわけで、それを持ってりゃこの国じゃあ、何やっても通る予定。オレがそれ書くの超レアなんだからね。大切にしてよね?」
「そ、そんなものを軽々しく書くな!」
「んなこといっても、他にあんまり箔のつくやつもってないからさあ。あんたが落としたり、悪用したりしなきゃ問題ないじゃん?」
焦るジャッキールにそう軽々しく答えて、シャーは、何にきづいたのか、あれえと声をあげる。そしてにやにやしながら尋ねてきた。
「それにしても、なあにさ。今日は重装備じゃない? どうしたの? 夜逃げでもするの?」
そういわれて、む、とジャッキールは、シャーに目をやる。明らかに何も考えていないような、へらへらした顔にだんだん腹が立ってくる。
(俺があんなに心配してやったのに……、なんなんだ、コイツは!)
ジャッキールは、ざっと立ち上がる。その態度に、思わずシャーはどきりとして、やや緊張感を抱いたようだったが、ジャッキールは暴力を振るうこともなく、吐き捨てるようにこう言った。
「就職活動だ!」
「ええ~、マジで? ダンナも大変だよねえ?」
まさに他人事という調子でシャーが言った時、不意に声が聞こえた。
「エーリッヒ」
ジャッキールが入り口の方を振り向く。シャーは、その視線を辿ってみる。入り口に、見覚えのない男が立っていた。その佇まいをみると、どうもただものではなさそうな印象があった。
そもそも、エーリッヒというのが、誰のことなのか、シャーは知らないので、なんと彼が言ったのか聞き取れなかった。
「それでは、俺はこれで。リーフィさんによろしくな」
「アレ? 会ってかないの?」
さっさと出て行ってしまうらしいジャッキールに、小首を傾げてシャーは尋ねるが、彼の返答は短かった。
「俺は忙しい」
「あらま、つれないのねえ?」
シャーは、意外そうにいいつつ、入り口に足早に向かう彼を見やった。入り口で待っているあの男は一体何者だろう、とは思うが、ジャッキールが連れているということは危険はなさそうだ。シャーは、そう判断してはいたが、何となく気がかりになって彼らの様子を伺っていた。
「すまなかった、待たせたな」
ジャッキールが、そう声をかけると、男、ジュバは、ああと頷いた。
「用件は済んだかい?」
「ああ、十分な」
と、ジュバは、酒場の中をちらりと見やった。まばらな客の中で、先ほどジャッキールと話していたシャーに目を留める。
「あの男は一体何だ?」
「あの男か? ああ、ただの遊び人だ、気にするな」
先ほどの恨みもあってか、ジャッキールは冷たく言う。
「それよりも、見つからんうちに目的地に向かうぞ」
ジュバにそういい歩き始めた所で、向こうの方から駆け足に何者かがこちらに向かってくるのが見えた。派手な上着をちらつかせた男は、ジャッキールの顔を見て声を上げる。
「おっ、ダンナ。元気そうだな」
「なんだ、貴様か」
相手がゼダなのを確認し、ジャッキールは背後でそっと短剣の柄を握ったらしいジュバに目配せした。危険がないらしいことを察知して、ジュバが警戒を緩める。
ゼダは、にやにやしながら、二人を見た。
「ダンナ、連れがいるとは珍しいな。どこかにお出かけかい?」
「諸事情あって忙しいのだ。ヤツに用があるのだろう? 酒場の机でべったり寝そべっていたから、相手してやれ」
「ああ、そう、それは都合がいいねえ」
ゼダは、そういいながら、足早に去りかけるジャッキールに、一言尋ねた。
「それにしても、暑苦しいカッコしてどこに行くんだよ? 夜逃げかい?」
ジャッキールは、ぴたりと足を止めて、わずかに口元を引きつらせた。その台詞を聞くのは三度目だ。
「就・職・活・動・だ!」
きっちりとアクセントをつけてそういいおくと、ジャッキールは、ジュバに行くぞとつげ、早足で立ち去る。
なにやら興味深そうに見送るゼダを完全に無視して足を速めていると、ジュバがにやにやしながら声をかけてきた。
「おいおい、エーリッヒ。なんだかお前らしくもない知り合いが多いな」
「腐れ縁だ」
まったくヤツらと関わると、どうもペースを乱される。ジャッキールは、不機嫌に言い捨てて目的地へと急ぐのだった。




